【やめとけ】ahamo(アハモ)の落とし穴・デメリットを体験談から検証していきます。

ahamoの落とし穴とかデメリットって、めっちゃネットに書かれてるけど、実際どうなんやろ・・・

ahamoに限らないかもしれませんが、新しく通信キャリアを格安SIMとかにしようと思って、いろいろネットを見ていると、間らずデメリットとか落とし穴について、いろいろ書かれています。
なかには、もともと知ってたわってこともありますし、

「え、まじか、やめとこかな」

って本気で思うこともあります。

ahamoに限らずですが、特に格安SIMは、ネットのレビューで書かれているデメリットとか落とし穴って、誰が書いたかによって全然違うんです。
だれが書いたかっていうのは、別に有名な学者とかインフルエンサーとかジャーナリストだから信頼できるという意味ではなく、たとえば、

  • もともとMNOを使っていた人
  • MVNOをずっと使っていて格安SIMに慣れている人

によって変わるんです。
もともとMNOを使っていた人からすると、基準はドコモ、ソフトバンク、KDDIといった月額1万円以上かかるフルスペックのキャリアと比較して、ahamoがどうだったかをみることになります。
そうすると、なにげなく不満が書かれていても、

「んなん、料金安いんやから、同じクオリティ求めるなよ!」

ってなりますよね(笑)
コンビニの店員に、トヨタのレクサスの店頭とかコンラッドホテルのフロントみたいな笑顔を求めても、それは違うでしょ。。
それと一緒で、少なくとも国内では最高級なドコモとかから、その半額以下の月額料金のahamoに乗り換えたら、それは同じクオリティを求める方が非常識ですよね。
一方で、格安スマホとか格安SIMを長く使っていて、そんなもんやろっていう人からすると、多少ドコモ、ソフトバンク、KDDIといったMNOからデメリットとか落とし穴があっても、納得してそんなに悪く書かないです。

もちろん、これ以外のパターンもありますが、ようするに心理学とか行動経済学的にはレファレンスポイントがどこにあるかによって変わるということです。

そらね、私もahamoユーザーで、かつ、元通信キャリアで働いていたものとして、いま格安SIMとか格安スマホの中では、ahamoが一番いいと思っています。
でも、それでも、不満に思うところはありますよ(笑)
完璧な通信キャリアなんて、ありえないので。

というような誰がレビューを書いたかという前提がわからず、あまりにみんな好き勝手書いているので、

  • 実際のいちahamoユーザー
  • 元通信キャリアで働いていて業界のことに人一倍詳しい
  • もとドコモユーザーで、格安スマホも複数使用した経験

のある者として、デメリットとか落とし穴について検証していきたいと思います。
できるだけ公平に見ていきたいと思います。
特に、通信のところとか、いろんなサイトの記事やジャーナリストの記事を見ていても、

「技術的な面を知らないど素人が適当なこと書いとんなー」

ということが多いです。
なので、トップクラスのクオリティで、徹底分析していきます!

これから、ahamoを検討している方の参考になれば幸いです。

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Contents

【体験談】私が一番デメリットだと感じていること

このあと、ahamoのデメリット・落とし穴を

  • 申込み面でのデメリット・落とし穴
  • 料金面でのデメリット・落とし穴
  • 支払方法面でのデメリット・落とし穴
  • 通信面でのデメリット・落とし穴
  • サポート面でのデメリット・落とし穴
  • 端末面でのデメリット・落とし穴
  • サービス面でのデメリット・落とし穴
  • 海外利用面でのデメリット・落とし穴

という側面で徹底的に分析していきますが、その前に、

「お前は、ahamoにしてどうやったんや?」

ってのを、まず最初にずばっと書いておきたいと思います。
いろいろうんちくはだれでも書けますが、実際使った人じゃないと、このあたりかけないですからね。

わたしが一番ahamoにしてデメリットというか、落とし穴だったなと思っているのは、

「無料通話が5分間のみ」

という点です。

読んで頂く前提として、

  • もともとドコモユーザーだった
  • 仕事でスマホを使っているので、電話もよくする
  • 格安スマホについては、MNOから品質が劣ることを十分承知している

という私です。
この例えば、仕事でスマホを使ってないという方とかには、無料通話が5分のみというのが痛かったというのは共感してもらえないかもしれませんし、反対に無料通話のない格安SIMを使っているかたとかからすると、めっちゃいいやんって話にもなります。
あくまで私の前提で、実際にahamoを使った感想であります。
実際にいろんなことを考慮して、ドコモからahamoに乗り換えて、一番思うデメリット・落とし穴です。

「んなことくらい知ってたやろ(笑)」

って言われると思います。
たしかに、もちろん無料通話は5分までってわかって契約しています。

分かって契約していますし、無料通話がない格安SIMも使っていたのでなければないであきらめつくのですが、中途半端にあるからイライラするんです(笑)

どういうことかというと、そもそも最初から無料通話がなければ、あきらめてLINEとかで話しますよね。
それか、無料の通話アプリなんて、ほかにいくらでもあります。
そういうのを活用したら、いまどき無料で電話が掛けられなくても、たいしてこまることはありません。

一方で、5分間無料とかいわれると、

「せっかくやから普通に電話するか、5分で終わるやろ」

とか思って、ついつい電話を使っちゃうんですよね。
最初からLINEでかければいいものをわざわざ。

それで、そうすると、ついつい通話中に通話時間が気になっちゃって、

「あ、もうあと1分しかないやん」

とか考えてしまうんですよ。
それで、仕事の電話とかでも、無理やり5分にまとめようとして、言いたいこととかゆっくりいえなかったり、聞かないといけないことを逃してしまったりしてしまうんです。

「でも、別に5分越えても、ちょっとお金払ったらいいだけやろ?」

って意見もあるんですけど、実際使ってみると、損失回避性というのが心理学でも言われているように、なんか5分超えるとすごい損した気分になるんですよね。
ほんとにたしかにわずかな通話料が発生するだけなので、客観的には微々たることなんですけど、心理的に。

こんな感じで、5分を気にして電話するのが、ストレスにおもっちゃって、これがahamoにした最大のデメリット・落とし穴でした。

最初からLINEの通話にしておけば問題ないですし、人によって別に5分以内の電話にすることがストレスじゃない人もいますし、そもそも電話なんて掛けないという人もいるので、人によってたいした話ではないと思います。
私も、実際にahamoにする前はそう思っていました。
ただ、私の場合は、実際に使ってみると、ここが少しストレスに思ったということです。

じゃあ、対策としてどうしているかというと、本当に短い電話以外は、意図的に割り切って、もう通話は使わず、LINEの通話を使うようにしています。

申し込み面でのデメリット・落とし穴

では、ここから様々な側面でのahamoのデメリット・落とし穴について、解説していきたいと思います。

まず最初は、申し込み面でのデメリット・落とし穴です。

具体的には、

  • 申込みがオンラインのみ
  • 申込みの無料サポートがなく、自身で完結する必要

あたりがあげられrます。

申込みがオンラインのみ

まず、なにより一番言われていることは、申し込みがオンラインのみということではないかと思います。

いままでは、

  • 大手の通信キャリア=店舗、家電量販店
  • 格安スマホ・格安SIM=オンライン

という感じだったのですが、最近は家電量販店とかにいくと格安スマホのコーナーが大々的にありますし、街中を歩いていても楽天モバイルなどの店舗が見れると思います。
なので、格安スマホ・格安SIMもオンラインからリアルな店頭で買えるようになってきました。

じゃあ、ahamoはどうかというと、申し込みは完全にオンラインになります。
ahamoはNTTドコモが運営しているサブブランドなので、NTTドコモとの差別化をしないとけないですよね。
なので、このオンラインのみのサポートというのは、かたくなに貫かれています。
ほかにも、もともとのNTTドコモのユーザーは、ソフトバンクやau/KDDIと比べて、比較的年齢層が高く、オフラインでのリアルなサポートを好む傾向にあるところ、ahamoを安い値段でオンラインだけで提供している限りは、NTTドコモのユーザーとカニバリしないという戦略もあるといわれています。

なので、街中にたくさんドコモショップがあるかと思いますが、ドコモショップではahamoの申し込みは一切受け付けてくれません。

じゃあ、この申し込みがオンラインのみというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

もちろん、

「極度にIT嫌いで、PCもスマホも触れません!」

みたいな人にとっては、致命的なデメリット・落とし穴です。

でも、そうじゃなかったら、みなさんネットでなんか普段買いますよね。
Amazonとか楽天とかで。
そうじゃなくても、東海道新幹線はエクスプレス予約をしたり、飛行機はJALとかANAのサイトで航空券を買うわけです。
Uber Eatsもそうですし、ネットバンクもそう。
最近なにかにつけて、DXが流行っていて、EC化が流行っていて、D2Cが基本です。

なので、

「別にネットでなにか申し込みしたり手続きするのって、そんな苦じゃない」

という方がほとんどなのではないでしょうか。

むしろ、私は昔某通信キャリアで働いていたのですが、当時はMVNOはほとんどなく、みなさん〇〇ショップといわれている店頭か、家電量販店でスマホを購入していました。
そうすると、顧客からくるクレームや満足度調査にあるのは、待ち時間が長いとかですよ。

家電量販店とかでも、こんな感じで何時間も待たないといけないとか普通でした。
いまでも、〇〇ショップとか、平気で待たされますよね。

それに比べると、オンラインだと、24時間365日、サイトがメンテナンスしているとき以外は、いつでも家から購入できます。
これって、別にITにそんなアレルギーがないなら、メリットでしかないですよね。

あとは、よく通信キャリアにいたときにクレームで聞いた話が、店頭だと余計なオプションを付けられたとかです。
そういうのもオンラインで申し込みする場合は、一切ないので安心です。

しかも、さすがに、10年前のオンラインの申し込みサイトならたしかにユーザーインターフェースが最悪とかで、

「誰が使うねん、こんなサイト!!」

ってのもありましたが、最近は各社ともにオンライン上でのSIMの獲得が主戦場なので、サイトもめちゃくちゃわかりやすく改善されてます。
手間もほぼかからないので、下手したら家から近くの家電量販店にいく移動時間もかからずに、オンラインで申し込みができます。

申込みの無料サポートがなく、自身で完結する必要

次に、上のahamoの申し込みはオンラインのみということの帰結ではありますが、ahamoには申し込みのサポートがなく、自身で完結する必要があります。

無償のサポートがないというのは、一応、ドコモショップで1回3,300円(税込み)を払えば、有償でサポートはしてくれるからです。
ただ、これはあくまでサポートなので、手続きのわからないところを教えてくれるだけです。
なので、NTTドコモ、ソフトバンク、auなどの大手の通信キャリアのキャリアショップの店頭でスタッフが代わりに契約してくれる感じを想像していると、全然違うので、注意してください。

まぁぶっちゃけ田舎とかなら、ちょっとくらいはやってくれるかもしれまんせんが。
ただ、NTTドコモのドコモショップのスタッフは、あくまでNTTドコモのことについて詳しく、長年の経験はNTTドコモの携帯にあります。
なので、どこまでこのahamoの有償サポートが役立つかは、未知数だったりします。

ということで、基本的には自分でマニュアルを読んで、最後まで申し込みの契約を完結しなければなりません。

そんな複雑なわけではないんですが、でもまぁぶっちゃけめんどくさくはありますよね。
特にはじめてのサイトの手続とか、どれだけUI/UXがうまく作られてても、

「なにこれ??どうやるん?どういう意味??」

みたいなことはあります。
なので、このあたりがahamoの申し込みの際のデメリット・落とし穴ということになります。

じゃあ、この申込みの無料サポートがなく、自身で完結する必要というahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

ぶっちゃけ、オンラインで格安SIMを購入したことがない人にとっては、めんどくさいのはたしかではあります。
でも、最近は、ahamoに限らず、どの格安SIMもオンラインで申し込みするのが主流で、よほどITが苦手という方でも、みなさん自分でやられています。
さすがに、もうそういう流れになってから、何年もたつので、オンラインでのスマホとかSIMの購入がかなり普及しています。

なので、いまさら、ahamoだけを取り立てて、デメリットとか落とし穴というのは、少しどうかという感じではあります。
しいていえば、これまでドコモショップとか、ソフトバンクショップとか、auショップでの対面でのリアルのサポートを受けてきた人にとっては、たしかに手間が増えるかもしれないのでデメリット・落とし穴ですが、そうじゃなくすでに他社ででも格安SIMなどのMVNOを使っている人にとっては、当たり前なレベルかと思います。

あと、個人的には、最悪は、ドコモショップの店頭の有償サポートの3,300円くらいなら払ってしまっても、そんなに損ではないかなという気がしています。

たとえば、いまNTTドコモを使っているとして、ahamoにしたいけどよくわからず1ヶ月わからずグダグダしてる間に経ってしまったとします。
そうすると、NTTドコモはプランによって違いますが大体毎月10,000円弱取られるので、2,970円のahamoとの差額は約7,000円になります。
つまり、さっさと3,300円払って、クソ高いNTTドコモを解約してahamoに移れば、1ヶ月7,000円程度節約できるんです。

普通に考えたら、わからないところを放置してぐだぐだするくらいなら、さっさと金でわからないところを解決したほうが、結果的には安く済むことがわかりますよね。

そう考えると、まぁ申し込みから契約まで自分でやらないといけないけど、お金さえ払えばドコモショップの店頭で教えてくれますし、そんなにデメリットとか落とし穴というほどのことではないのではないかと思います。

料金面でのデメリット・落とし穴

次は、料金面でのデメリット・落とし穴を見ていきたいと思います。
やっぱり格安スマホ・格安SIMにする以上、料金のことは気になる方が多いのではないかと思います。

具体的には、ahamoの料金面でのデメリット・落とし穴は、

  • 料金プランに無料通話が含まれて外せない
  • 容量別のプランの選択肢が乏しい
  • ドコモで使えていた各種割引が対象外
  • dカード支払いのメリットが少ない

あたりをみておけば、大体のことはカバーできるかと。

ということで、順番に分析していきましょう!

料金プランに無料通話が含まれて外せない

まずは、ahamoの料金プランには、無料通話が含まれていて、外せないというのがあります。

ahamoでは、通常の基本料金というか基本プランに、「音声通話1回あたり5分以内の無料通話」が含まれています。
この音声通話を含めて、月額2,980円(税込み、税抜きだと月額2700円)という料金プランになっています。

「え、別によくない?」

と思うかもしれませんが、1円でも激安にしたいという方にとっては、

「無料通話とかいらないから、もっと安いプラン作ってくれよー」

ということになりまあす。
実際、他のMVNOとかだと、この無料通話を付けずに、もっと安い月額料金を提供しているところがあります。
そういうところと比べると、音声通話の無料通話が最初からついていて、音声通話の無料通話を外したり、そもそもついてないプランがないというところは、ahamoのデメリット・落とし穴といえます。

では、この料金プランに無料通話が含まれて外せないというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

一般的によく音声通話を使うという方からすると、

「いや、全然無料通話あった方がいいわ!」

って感じになりますし、反対にLINE通話とかしか使わずに、全然音声通話なんて使わない人からすると、

「まじで音声通話いらんから、1円でも安くしろ」

ということになります。
これもまた、立場というか、利用者の状況次第で、デメリット・落とし穴なのかが決まってくるところではあります。

ただ、ここまでだとなにも言ってないに等しいので、少し統計を用いて評価してみたいと思います。

出所:総務省『通信量からみた我が国の音声通信利用状況

これは、総務省の『通信量からみた我が国の音声通信利用状況』という調査報告書なのですが、その中の統計で、携帯電話・PHSの1通信あたりの通話時間は、10秒以下が最も多く、30秒以下で全体の約31.5%を占めるとあります。
また、180秒=3分を超える通話をしている人は、約21.5%なので、全体の通話の約8割が3分以内に終わっていることがわかります。

この統計からすると、5分の通話は、ほほ8割以上の通話をカバーしていることがわかります。

たしかに、

「私は音声通話なんかつかわへん!」

とか思っていても、たとえばレストランとか居酒屋の予約、ちょっとしたコールセンターへの問い合わせ、緊急時の110番通報や119番通報など、いろんな場面で音声通話はまだ必要になります。
たしかに、普段の友人とか家族との会話は、LINEの通話だけでカバーできるかもしれませんが、気づいてないかもしれませんが、ちょっとしたときに必要になるのが音声通話なんです。

なので、たしかに音声通話なくても行けるわって方はいるかもしれませんが、ほとんどの方は必要だと思います。
ただ、ながーい電話はLINEとかですればよく、ちょっと出先で居酒屋の予約時間変えたいみたいなときに活躍する5分以内の無料通話が含まれていることは、多少月額料金は無料通話がない格安スマホに比べると高めかもしれませんが、普通に電話としてスマホを使う以上は必須なんじゃないかと思います。

容量別のプランの選択肢が乏しい

次は、容量別のプランの選択肢が乏しいというデメリット・落とし穴があります。

ahamoには、

  • 20GBプラン→月額2970円
  • 100GMプラン(ahamo大盛り)→月額4950円

の2つの料金プランがあります。

よく格安スマホ・格安SIMにありがちな、

  • 1GB
  • 3GB
  • 5GB
  • 6GB
  • 10GB

などの料金プランは、残念ながらありません。

ということは、たとえば、

「私、普段WiFiに繋ぐことが多くて、全然ギガ使わへんねん。5GBもあれば十分やねん。」

という方からすると、20GBしか選択肢にないと15GB分が自動的に無駄になりますよね。
そういう方からすると、

「5GBのプランなんでないねん」

という感じになります。
毎月15GBも無駄になるんで、それはさすがにもったいないですよね。

20GBの次は100GBまで空きがありますが、まぁそもそもデータ通信量を使う容量が多いヘビーユーザーについては、多ければ多い分使うと思うので、それはあまり問題ではないのではないかと思います。
むしろヘビーユーザーとかは、20GBに収めるために節約して使うくらいだと思うので、逆に100GBあれば、それはそれで快適だと思います。

では、この容量別のプランの選択肢が乏しいというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

これは、全然データを使わないから月間5GB以下でいいという代わりに、1円でも安い格安SIMを探しているという方には、致命的なデメリット・落とし穴であることは否めないです。
さすがに全然データ通信を使わず、20GBのほとんどが毎月余ってしまうという方は、ahamoではなく、違う格安SIMの利用を検討したほうがいいかもしれません。

また、ahamoは、容量が多いだけではなく、NTTドコモのサブブランドなので、通信ネットワークの品質も他の格安SIMに比べると、段違いで質が高いわけです。
でも、それって、あまり通信を使わない人からすると、そんなに関係ない話ですよね。
なので、そういうほとんどデータ通信を使わないという方には、このahamoの容量別のプランの選択肢が乏しいというデメリット・落とし穴は、大きいわけです。

一方で、さすがに5GB以下ではないけど、データ通信もそこそこ使うでって人には、別にこの容量別のプランの選択肢が乏しいというデメリット・落とし穴はあまり重要ではないかと思います。
最近、いろんなWebサービスとかが出てきて、どんどん必要なデータ通信量が増えています。
なので、たぶんいま月間のデータ通信量が5GB以下とかで生活している方も、結構データ通信量を節約しているのかと思います。

それが、月20GB使えるようになると、かなり楽になります。
しかも、その月20GBでもそんなに月額料金が高くないので、月間のデータ通信をある程度使うという方には、全然デメリット・落とし穴ではなく、むしろ快適でいいポイントなのではないかと思います。

ドコモで使えていた各種割引が対象外

次は、NTTドコモからahamoに乗り換える人にとっては、もともとのNTTドコモで使えていた様々な割引が使えなくなります。

具体的には、NTTドコモの既存のユーザーには、

  • みんなドコモ割
  • ドコモ光セット割
  • dカードお支払い割
  • ファミリー割引

などの割引があります。
家族割のファミリー割引やみんなドコモ割とかは、結構使っている人が多いのではないでしょうか。
というより、NTTドコモとかだと、そういう割引がないと、単独で使うと、めちゃくちゃ月額料金が高いんですよね。

でも、ahamoはNTTドコモのサブブランドではありますが、それらのNTTドコモで使えていた割引は使うことができません。

「なんか損した気分・・・」

ってなりますよね。
人間には損失回避性があるので、お得なことよりも、むしろ存することの方がいやな傾向にあります。
別に損をしているわけではないのですが、なんとなくいままで使えていたものが使えないというのは、嫌なものです。

では、このドコモで使えていた各種割引が対象外というahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

たしかに、心理的には、いままで使えていた割引が使えなくなるのは、めっちゃ損した気分になります。
心理的には、めちゃくちゃ大きいデメリット・落とし穴ではあります。

でも、冷静に考えてみると、そもそもの月額料金の違いが大きいんで、別に金銭的に損をしているわけではありません。
むしろ、安くなってラッキーくらいな感じです。
多少割引がなくなっても、そもそもその分安いのでとかということを冷静に考えると、別にデメリット・落とし穴ではないことが理解できます。

なので、このあたりの感情的な整理がどこまでできるかですね。
私なんかは、結構割り切って考えられるタイプなので、たしかに家族割引とかセット割というような割引の名前ではなくなったかもしれませんが、そもそもの月額料金が思いきり安く、かつコストパフォーマンスがめちゃくちゃいいので、問題ないように考えています。

あと、そもそもNTTドコモをいままで使ってたわけではない人からすると、あっそというデメリット・落とし穴でしかないですよね。

dカード支払いのメリットが少ない

次に、dカード払いのメリットが少ないという点です。
これは、dカードユーザーに限って、メリット・落とし穴と思うかもしれない内容です。
まぁでも、ここまでNTTドコモを使ってきた方とかだと、dカードでスマホ代を支払っているという方は、結構いるかもしれませんね。

じゃあ、まずは、

「同じdカードでもahamoならどうなんの?」

というところから見ていきたいと思います。

ahamoの契約者は、dカード GOLDの利用額の10%が還元されます。
ただ、10%が還元されるといいつつ、無限に還元されるわけではなく、上限があります。
毎月、上限300ポイントまでしか還元されません。

「利用額の10%で上限300ポイントって、、たった3000円の利用で超えてまうやん。」

っていつも思うのですが、まぁこれはルールなので仕方がないです。
だったら、最初から毎月3,000円以上の利用で300ポイント還元とかにしてしまった方が、インセンティブの付け方としては正解な気がしますが、まぁあんまり細かいことはここではいいです。

どうせahamoの月額料金が2,970円なので、あと30円決済したら還元の上限の300ポイントになります。
実質なんかで1回決済するくらいですね。

そして、dカード GOLDの年会費が11,000円なので、年間で計算すると、1ポイント1円還元として、

年会費11,000円ー還元300ポイント×12ヶ月=7,400円

となります。
この差額の7,400円が、実質的なdカード GOLDの年会費というわけです。

この還元されるポイントが少ないせいで、7,400円も実質年会費がかかることになり、それに対してどういうメリットがあるかというと、

  • 年間利用額に応じたクーポン
  • 月間のデータ通信の容量が20GBから25GBに増量
  • 入会&利用で最大20,000ポイント
  • dカード携帯補償が最大10万円
  • 海外旅行保険(傷害死亡で最大1億円)
  • 国内旅行保険(傷害死亡で最大5,000万円)
  • お買物あんしん保険(年間300万円まで)

などがあります。

もう少し還元率や還元の上限がよければ、これらのメリットはもう少し安くりようでき、コストパフォーマンスがよかったのですが、ahamoの場合は前述のルールになるので、全然魅力的ではない気がします。

では、このdカード支払いのメリットが少ないというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

いままでNTTドコモを使っていて、dカードで支払っていた方には、少しデメリット・落とし穴に感じるかもしれまんせんね。
でも、それ以外の方からしたら、どうでもいいというか、別にそもそもahamoをdカードで支払いしようという発想すらないのではないかと思います。

しかも、あんまりdカードでahamoの支払いをするメリットがないなら、別にdカード GOLDで決済しなければいいだけです。
私は普段はJALマイルで貯めているので、全ての決済をJALカードに集約させています。
私のように航空会社のカードを使っている方は多いですし、また、楽天カードの人も多いですよね。
そういう人は、別にわざわざahamoでdカードで決済しようとそもそも思わないので、そこまでのデメリット・落とし穴ではないかと思います。

支払方法面でのデメリット・落とし穴

次は、支払い方法の面でのデメリット・落とし穴について、見ていきたいと思います。

支払方法の面では、具体的には、

  • 支払方法がクレジットカードか口座振替のみ
  • 18歳以上しか契約できない

あたりを把握しておけばよいかと思います。

支払方法がクレジットカードか口座振替のみ

まずは、ahamoの支払い方法・決済手段は、

  • クレジットカード
  • 口座振替

の2種類のみというのがあります。

結構、普通はクレジットカードとか口座振替で支払いする方がほとんどかと思うので、これを聞くと、

「え、、普通そんなもんちゃうん??」

って思うかもしれません。

でも、実は、結構いろんな決済手段ってあって、

  • デビットカード
  • プリペイドカード
  • 請求書による支払い
  • インターネットバンキング(Pay-easy)
  • モバイルバンキング(Pay-easy)

など、通信キャリアによってどこまで対応しているかが変わってきます。

ところが、ahamoでいうと、決済手段として公式に発表されていて使えるのは、クレジットカードと口座振替だけということになります。
NTTドコモとかだと請求書払いとかもできるので、たとえば、請求書払いとかにしていた方は、ahamoにすると決済手段を変更しなければなりません。

では、この支払方法がクレジットか口座振替のみというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

個人的には、全くデメリット・落とし穴ではないと思っています。
たしかに、これまで請求書払いやっていた人にとっては、決済手段を変えないといけないかもしれないですが、それくらいですよね。

また、格安SIM・格安スマホ(MVNO)のほとんどが、クレジットカードと口座振替の決済がメインです。
運営する側からしたら、そんなに利用者に多くない決済手段に対応するほどのコストが無駄で、安い月額料金で提供する代わりにクレジットカードと口座振替に限定したいのだと思います。

しかも、変更させられるというか、使わないといけない決済手段がめんどくさいならまだしも、クレジットカードと口座振替なら、別にそんな手間じゃないですよね。
毎月コンビニに行きましょうとかいう話でもないですし、クレジットカードが作れなかったら、銀行で口座振替でもいいわけです。

なので、この支払方法がクレジットカードと口座振替に限定されるという点は、デメリット・落とし穴というより許容すべき範囲なのかなと思います。

ちなみに、決済手段として、クレジットカードと口座振替に限定されている点を、ここではahamoのデメリット・落とし穴として紹介しました。

もう一歩突っ込んでみていると、実はそれぞれ使えるクレジットカードと銀行口座に、限定があります。
どこでも無制限に使えるというわけではありません。

もし、ご自身が使っていないクレジットカードや銀行しか対応していない場合は、ahamoのデメリット・落とし穴なので、注意してください。

ahamoで使えるクレジットカード

  • dカード
  • UCカード
  • JCBカード
  • アメリカン・エキスプレスカード(AMEX)
  • MUFGカード
  • DCカード
  • NICOSカード
  • 三井住友カード
  • セゾンカード
  • ダイナースクラブカード
  • オリコカード
  • 楽天カード
  • イオンカード
  • ティーエスキュービックカード
  • ライフカード
  • 日専連カード
  • セディナカード
  • セディナカード(OMC)
  • ジャックスカード
  • アプラスカード

ちなみに、例えばJALカードとかANAカードとかだと、JCBとかMUFGカードとかのブランドが提供しているので、ここに上がっていないものでも、JCBカードとかなら使えたりします。

ahamoで使える口座振替取扱金融機関・銀行

  • みずほ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 北海道銀行
  • 青森銀行
  • みちのく銀行
  • 秋田銀行
  • 北都銀行
  • 荘内銀行
  • 山形銀行
  • 岩手銀行
  • 東北銀行
  • 七十七銀行
  • 東邦銀行
  • 群馬銀行
  • 足利銀行
  • 常陽銀行
  • 筑波銀行
  • 武蔵野銀行
  • 千葉銀行
  • 千葉興業銀行
  • きらぼし銀行
  • 横浜銀行
  • 第四北越銀行
  • 山梨中央銀行
  • 八十二銀行
  • 北陸銀行
  • 富山銀行
  • 北國銀行
  • 福井銀行
  • 静岡銀行
  • スルガ銀行
  • 清水銀行
  • 大垣共立銀行
  • 十六銀行
  • 三十三銀行
  • 百五銀行
  • 滋賀銀行
  • 京都銀行
  • 関西みらい銀行
  • 池田泉州銀行
  • 南都銀行
  • 紀陽銀行
  • 但馬銀行
  • 鳥取銀行
  • 山陰合同銀行
  • 中国銀行
  • 広島銀行
  • 山口銀行
  • 阿波銀行
  • 百十四銀行
  • 伊予銀行
  • 四国銀行
  • 福岡銀行
  • 筑邦銀行
  • 佐賀銀行
  • 十八親和銀行
  • 肥後銀行
  • 大分銀行
  • 宮崎銀行
  • 鹿児島銀行
  • 琉球銀行
  • 沖縄銀行
  • 西日本シティ銀行
  • 北九州銀行
  • 北洋銀行
  • きらやか銀行
  • 北日本銀行
  • 仙台銀行
  • 福島銀行
  • 大東銀行
  • 東和銀行
  • 栃木銀行
  • 京葉銀行
  • 東日本銀行
  • 東京スター銀行
  • 神奈川銀行
  • 大光銀行
  • 長野銀行
  • 富山第一銀行
  • 福邦銀行
  • 静岡中央銀行
  • 愛知銀行
  • 名古屋銀行
  • 中京銀行
  • みなと銀行
  • 島根銀行
  • トマト銀行
  • もみじ銀行
  • 西京銀行
  • 徳島大正銀行
  • 香川銀行
  • 愛媛銀行
  • 高知銀行
  • 福岡中央銀行
  • 佐賀共栄銀行
  • 長崎銀行
  • 熊本銀行
  • 豊和銀行
  • 宮崎太陽銀行
  • 南日本銀行
  • 沖縄海邦銀行
  • 信用金庫(全国信用金庫)
  • 北央信用組合
  • 札幌中央信用組合
  • 函館商工信用組合
  • 十勝信用組合
  • 釧路信用組合
  • 青森県信用組合
  • あすか信用組合
  • 石巻商工信用組合
  • 古川信用組合
  • 仙北信用組合
  • 秋田県信用組合
  • 北郡信用組合
  • 山形中央信用組合
  • 山形第一信用組合
  • 福島県商工信用組合
  • いわき信用組合
  • 相双五城信用組合
  • 会津商工信用組合
  • 茨城県信用組合
  • 真岡信用組合
  • 那須信用組合
  • あかぎ信用組合
  • 群馬県信用組合
  • ぐんまみらい信用組合
  • 熊谷商工信用組合
  • 埼玉信用組合
  • 房総信用組合
  • 銚子商工信用組合
  • 君津信用組合
  • 全東栄信用組合
  • 東京厚生信用組合
  • 東信用組合
  • 江東信用組合
  • 青和信用組合
  • 中ノ郷信用組合
  • 共立信用組合
  • 七島信用組合
  • 大東京信用組合
  • 第一勧業信用組合
  • 警視庁職員信用組合
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  • 鹿児島興業信用組合
  • 奄美信用組合
  • 全国農業協同組合
  • ゆうちょ銀行(全国郵便局)
  • 楽天銀行
  • イオン銀行
  • GMOあおぞらネット銀行
  • あおぞら銀行

まぁ、銀行の方は大体対応してますね(笑)

18歳以上しか契約できない

次は、18歳以上しか契約できないというデメリットもあります。

これも、あまり気にした人以外は知らないことなので、

「え、普通18歳以上やろ」

みたいに思われるかもしれませんね。

NTTドコモだと、中学生以上の未成年から契約ができます。
中学生は、13歳以上である必要がありますが、中学生から自分名義のスマホが持てるわけです。
もちろん

  • 未成年の契約者の本人確認書類
  • 親権者の同意書
  • 親権者の本人確認書類

を提出する必要はあります。
民法で成人年齢は変わりましたが、それでも18歳未満には意思能力がないので、単独で確定的に有効な契約ができず、保護者の同意が必要になります。

一方で、ahamoの場合は、18歳未満の未成年者の名義で契約することができません。
なので、これまでNTTドコモを使ってきて、18歳未満の中学生や高校生が自分名義のスマホを持てていたのに、ahamoにすると持てなくなるというのは、デメリット・落とし穴かもしれません。

「じゃあ、18歳未満がahamoを持つときはどうしたらいいの?」

ということですが、基本的には親名義の契約になります。
そして、マニュアル上は「利用者」として、18歳未満の本人を登録することになります。
とはいえ、別に利用者の登録がいるかは疑問ですが。。

では、この18歳以上しか契約できないというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

答えは、ひとそれぞれですけど、私は別にそんなに18歳未満が自分名義にする必要はないと思いますので、全くデメリット・落とし穴ではないと思います。

たしかに、高校生とか中学生からしたら、

「せっかく私名義のスマホを持ててたのに!!」

って思うかもしれませんが、まぁだからなんやねんという感じですよ。
別に親名義であろうが、困ることなんて、何もないですし。

将来的に18歳過ぎたら、名義の変更をしたらいいだけです。

通信面でのデメリット・落とし穴

次は、通信面でのデメリット・落とし穴です。

ついつい忘れがちですが、スマホの基本料金って、通話とかデータ通信に払っているんですよね。
なので、この通話とか通信の質がいいか悪いかって、通信キャリア選びの本質だったりします。
むかし、楽天モバイルがMNOをはじめたとき、めちゃくちゃ安くてみんな契約しましたが、当時は楽天の独自のまだネットワークが全然整備されていなくて、使い物にならなかったみたいなことがありました。
いくら月額料金が安くても、使い物にならなかったら、そもそもそんな電話持ってる意味がないので、この通信面は、私たちスマホのプロでもしっかりみるところではあります。

ahamoの通信面でのデメリット・落とし穴としては、具体的には、

  • 3Gが使えない
  • 5Gのエリアが限定的
  • 時間帯によっては通信速度が遅い
  • ドコモより通信品質が劣っているかもしれない

あたりを把握しておけば十分なのではないかと思います。

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
たぶん、ここはもともと通信会社にいた私の超絶得意分野なんで、いろいろ深く考えていきたいと思います!

3Gが使えない

まずは、3Gが使えないという点です。
もはや、最近だと、

「3Gってなに??」

って世界かもしれないので、あまり気にすることじゃないのかもしれませんが、気になるひともいるかと思いますので。
3Gは、3GPPという通信技術の標準化をグローバルでやる機関があって、そこがこういう技術を3Gと呼びますよと決めた通信規格で、第三世代とか言われています。
最近一番新しいのは、5Gでそれが第5世代なので、2世代前の通信規格です。
厳密には、そもそも通信を使う世界の前提が違うとか、その中でこういう要素がとかいろいろあるんですが、あまり実益が今となってはない議論なので、

「2世代前の通信規格かぁ」

って思っていてもらえると問題ないかと思います。

ahamoで使えるのは、

  • 4G(Xi LTE)
  • 5G

の2つの通信規格です。
なので、NTTドコモが提供している3Gのエリアは、ahamoでは使うことができません。

一応、3Gが使えないというのが、ahamoのデメリット・落とし穴です。

では、この3Gが使えないというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

はっきり言って、ゼロに等しいです。
通信技術にはめちゃくちゃ詳しいですが、はっきり言って、プロとしても全く3Gが使えるメリットを感じません。
気にしなくていいです。

ちなみに、ドコモが使っている周波数帯は、

【LTE】

  • 2.1GHz帯:バンド1
  • 1.7GHz帯:バンド3
  • 800MHz帯:バンド19
  • 1.5GHz帯:バンド21
  • 700MHz帯:バンド28

【3G】

  • 2.1GHz帯:バンド1
  • 800MHz帯:バンド6
  • 800MHz帯:バンド19

となっています。
ahamoは、このドコモのネットワークを使うので、ahamoの利用できる周波数帯でもあります。

で、田舎とか山間部など、都心や都市圏の中心地から離れたところで電波がつながるかは、できるだけ低い周波数帯の電波が重要になります。
低い周波数であればあるほど、建物とかの障害物をまわりこんで電波が届いたり、すごい遠くの距離まで電波が届きます。
そのような低い周波数をプラチナバンドとかいったりします。
ほんとにこのプラチナバンドはよく電波が飛ぶので、基地局のチルトの向きによっては、東京湾の反対側まで電波が届いたりします。

NTTドコモの3Gはたしかに、バンド19という800MHz帯も使っているので、非常によく電話が届くのはたしかです。
ですが、LTEはさらにその下のバンド28の700MHz帯を使っています。
なので、もちろん両者の基地局の配置にもよるのはわかりますが、そもそもものすごく飛ぶ周波数帯の電波を3GもLTEも使っているので、3Gでカバーできて、LTEでカバーできないところなんてほとんどないんじゃないかと思います。
あったとしても、ものすごく人のいないような山の中とかで、

「そんなとこ、いついくねん」

みたいな感じだと。
そんな電波は、別にあってもなくても一緒です。

ちなみに、NTTドコモは3Gの電波を停波することにしています。
むかし作った基地局が老朽化しているのと、たぶん周波数帯を3Gに割かずに、LTE化したり別の用途に使うからだと思われます。
この3Gの電波の停波は、2026年3月26日を予定されています。
一時期は、3Gを残そうという動きもあったのですが、結局ソフトバンクも2024年1月、KDDIも2022年3月31日に3Gを停波させることになっていて、もう3Gの時代では明確にありません。

そんな3Gが使えなくても、何の問題もないです。
たしかに、使えるのと使えないのなら、なんとなく使えた方がいいように思えるかもしれませんが、別にデメリット・落とし穴というほどのことでは決してないです。

5Gのエリアが限定的

次に、5Gのエリアが限定的で、非常に狭くなっているということはあります。
まぁまだまだこれからですね、5Gは。
これはahamoだからということではなく、そもそものNTTドコモの電波自体そうですし、別にドコモじゃなくても、ソフトバンクもKDDIも同じようなものです。

また、あるネットワークを使えるかは、ネットワーク自体の規格が対応しているかもありますが、端末の側がそのネットワークに対応しているかも必要となります。
最近出た端末とかなら5Gに対応していますが、数世代前とかになると、いくらネットワークが5Gになっていても、端末が対応していなければ5Gを利用することができません。

逆に言うと、端末とネットワークが両方とも対応しているところでは、普通にahamoでも5Gは使えます。

では、この5Gのエリアが限定的というahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

そもそも、エリアのカバーの概念が違うんですよね。
5Gでは、マイクロセルでトラフィックが多いところにピンポイントに対策をして、田舎とか広域をカバーするのはマクロセルで行います。
そういうマルチレイヤ―なネットワークが5Gの世界観で、いわゆるMassive MIMOを使ってビームフォーミングで高周波数帯の電波をピンポイントで使うような5Gをイメージしていると、それはそもそも違うわけです。

なので、いま都市部から整備されていますが、田舎部ではいまの4Gとそんなに変わらないというとさすがに言い過ぎですが、都市部とはネットワークの構成が違う感じになるのではないかと思います。

なにがいいたいかというと、エリアが限定的というミクロな視点じゃなく、マクロ全体でエリアの電波状況を評価するべきなんだと思うんですよね。
爆発的に伸びているトラフィックをうまくさばいているなら、別にピンポイントで限定的な5Gのエリアがまだらになっていても、利用者からするとあまり不便はないわけです。

また、4Gも導入されてから何年もかなり限定されていました。
なので、5Gもまだまだ限定的なエリアなのは、そんなもんです。

ahamoだからというデメリット・落とし穴ではないので、そのあたりはahamoの5Gにそこまで高い期待値を持たないのが正解です。

時間帯によっては通信速度が遅い

次は、時間帯によっては通信速度が遅いという点です。

「ahamoってNTTドコモの電波でしょ。だから、速度とかもめっちゃ安定してるんでしょ。」

という感じでくると、結構遅くなる時間帯があるので、

「うそつけ!!」

ってなることもあります。

ホームページを見ると、

高品質な4G/5Gネットワーク

時間帯による速度制限もなし

と書かれています。
また、みなさんもうご存知の通り、ahamoはNTTドコモのサブブランドなので、ネットワークはNTTドコモそのままです。

なので、他の格安スマホ・格安SIM(MVNO)と比較して、比較するのも失礼なくらいいい品質のネットワークです。

ただ、それがイコール常に高速で安定したネットワークかというと、それはさすがに無理です。

通信は、道路と同じで、混雑している場所や時間帯では、どうしても遅くなります。
特に、都心とかにいると、

  • 常時人が大量にいるところ
  • 満員電車の中
  • 夕方みんなが使う時間帯
  • すぐ近くに大量に通信を使っている人がいる

などのときは、速度が遅くなりがちです。
田舎とかなら、比較的どの時間帯でも安定していたりはします。

「時間帯による速度制限もなし」と書かれていますが、これはahamo側が意図的に速度制限をしないというだけであって、物理的に道路が渋滞していたら車の速度が遅くなるのと同じで、通信速度は遅くなります。

では、この時間帯によっては通信速度が遅いというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

デメリット・落とし穴ではあるけど、どうしようもないですね。
これはahamoに限らず、他の格安SIM・スマホ(MVNO)でも必ず時価帯によって速度が出ないときがありますし、NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIなどの大手の通信キャリア(MNO)を使っていても同じです。

たとえば、私はNTTドコモのスマホを使っていましたが、それでもネットワークが混雑している時間や場所では、めちゃくちゃ遅くなります。
ついつい、

「おい、なんのために高いNTTドコモを使ってると思ってんねん!!」

ってスマホを投げたくなるくらい、遅いときがあります。
でも、それはそういうものなので、仕方がないんです。
NTTドコモがピンポイントで私のスマホだけ狙って速度制限しているわけではないので、どうしようもありません。

ドコモより通信品質が劣っているかもしれない

次は、NTTドコモより通信品質が劣っているかもしれないという点です。

あくまでも”かもしれない”という仮定の話です。
いろいろ公開されている情報や、NTTドコモ社員のインタビューなどを読みましたが、ネットワークについての詳しいことは公開されていないんですよね。

なので、全くNTTドコモと同じネットワークを使っているのか、なにか帯域を絞るなどのネットワークの質に差を作っているのかはわかりません。

前述したように、NTTドコモを使っていても、ネットワークが遅いなと思うことが普通によくあるので、ちょっとahamoのレビューとか口コミとかで、

「ahamoは遅い」

とか

「ahamoのネットワークの質はドコモよりも悪い」

とか書かれていても、そんなのは時間とか混雑しているエリアいろんなことが要因で起きるので、一概にはいえません。
これは、いろいろネットワークについて調べてもなにも書かれていないので、偽物の評論家が書いた内容だと適当なことが書かれていますが、ネットワークの構成をみないとわからないが正解です。
そして、ネットワークの構成が公開されていない以上、わかりません。
どんなに詳しくても、たぶんNTTドコモの社員であっても、技術の担当部署の人とか一部の人しかしらないと思います。

店頭とか問い合わせとかで、

「ahamoのネットワークって、NTTドコモと同じですか?」

とか聞いても、そんなネットワークの構成がとか難しいことを、まして企業秘密にもかかわる内容を知ってるとは思えないので、答えはわからないというのが正解です。

ただ、たしかに、NTTドコモとしては、収益性の高いドコモの顧客満足度を上げておいて、ahamoの満足度を下げる方が、経営戦略としては正しそうです。
なので、もしかしたら、ahamoのネットワークとNTTドコモのネットワークに何らかの差異は設けているかもしれないですが、公開されている情報だけからはなんともいえないです。

では、このNTTドコモより通信品質が劣っているかもしれないというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

そもそもNTTドコモより通信品質が劣っているかどうかすらわからないので、なんともいえないところではありますが、

「そもそも安いものに、めちゃくちゃ高い品質を期待するな」

というスタンスでいるべきだと思います。
そう考えられるなら、デメリット・落とし穴ではなく、むしろメリットなんじゃないかと。

何がいいたいかというと、わたしは以前ドコモを契約していました。
そうすると、ちょっと通信速度が遅いだけで、

「月1万円も払ってわざわざMVNOではなくドコモを契約しているのに、なんでこんな通信速度遅いねん!」

みたいになるわけです。
なまじそこそこ高い月額料金を払っているので、提供されるべきサービスへの期待値が高いんですね。
そうすると、ほんの少しネットワークの質が悪いだけで、イライラします。

一方で、ahamoとかだと、月額料金がそもそもNTTドコモの半額以下なので、

「まぁ多少遅くても、この月額料金ならしゃあないな」

となるわけです。

どっちの方がこころ穏やかでいれるかというと、絶対にahamoですよ。
もちろん、ahamoに、完璧なドコモバリのクオリティを求めると話は別ですが、そうじゃない前提で考えると、

「ネットワークはもしかしたらわからないけど少し劣ってるかもしれない。でも、まぁ安いからいっか。」

くらいのスタンスでいれるなら、むしろahamoの方が満足度が高いんじゃないかと思います。

あと、個人的には、そこまでやってるのかなぁという気もします。
というのは、同じ会社が提供するネットワークに差を設けようと思うと、たとえばコアネットワークの段階で帯域を絞ったりしないといけないんです。
そうすると、そんなシステムを構築するだけで、そこそこな投資が必要になります。
わざわざ安いブランドのスマホを出すために、新しく設備投資するかと考えると、実はそんなことせずにそのままNTTドコモのネットワークの質でそのままahamoを提供しているのではないかと推察しています。
あくまで公開されていないので、私の推測でしかありませんが。
なので、確証はありませんが、私はNTTドコモのネットワーク=ahamoのネットワークなんじゃないかと見ています。

サポート面でのデメリット・落とし穴

次は、サポート面でのデメリット・落とし穴について、見ていきたいと思います。

サポート面、不安ですよね。
格安スマホ・格安SIM(MVNO)の何がみなさん不安に思うかの最上位に上がるのが、サポートなのではないでしょうか。
最近は、格安スマホ・格安SIM(MVNO)でもショップができてきているのですが、それでもまだまだオンラインが中心です。
オンラインが中心だとサポートがおろそかになるのではないかとついつい思ってしまうんですね。

そこで、ここでは、サポート面について、いろいろ考えていきたいと思います。

サポート面でのデメリットとしては、

  • 各種サポートがオンラインのみ
  • 店舗サポートは有料
  • ドコモの電話窓口(151)は利用不可

あたりを見ておけば、大体のahamoのデメリット・落とし穴を把握できるのではないかと思います。

各種サポートがオンラインのみ

ahamoでは、申し込みもオンラインのみですが、サポートもオンラインのみというデメリット・落とし穴があります。

サポートについてもいままでは、特にこれまでNTTドコモを使ってきたという方は、

「買った〇〇ショップとかでまず相談していた」

という方が多いのではないかと思います。

じゃあ、ahamoはどうかというと、申し込みだけでなく、サポートも完全にオンラインになります。
なので、街中にたくさんドコモショップがあるかと思いますが、ドコモショップではahamoのサポートは基本的に受け付けてくれません。

ただし、ahamoでも店舗サポートの例外があって、

  • 端末やSIMカードの紛失・盗難による利用停止
  • 端末の故障

など、さすがに緊急事態の場合には、専用の電話窓口があって電話でのサポート対応をしてもらえます。
さすがに

では、このサポートもオンラインのみというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

これも申し込みがオンラインで完結しないといけないところで書いちゃいましたが、

  • 店舗での待ち時間がない
  • 24時間365日いつでも手続ができる
  • 余計なオプションがつけられない

などのメリットもあります。

また、もう最近は格安スマホ・格安SIM(MVNO)が出てきてから、サポートとかのほとんどはオンラインというのが普通になってきました。
なので、よっぽどITアレルギーではない限り、オンラインでやるものだと思って、あきらめるしかないのかと思います。

店舗サポートは有料

実は、サポートはオンラインといいつつ、店舗のサポートも行ってくれるんです。
でも、それが、NTTドコモとかと違って、有料ということで、ahamoのデメリット・落とし穴ということです。

具体的には、有料のサポートには、

  • ahamo WEBお申込みサポート:3,300円(税込)
  • ahamo WEBお手続きサポート:3,300円(税込)

の2つがあります。
さらにちょっとがめついことに、組み合わせてahamo WEBお申込みサポートとahamo WEBお手続きサポートの両方を使う場合は、合計6,600円いるんです。

それも、ただ、

「高っか!!!」

という感じです。
申込みの方は、端末操作まではやってくれず自分で操作するしかないですが、手続のサポートの方は一応は手続きの補助を行うスタッフが端末操作画面をみて、必要に応じて操作の案内をしてくれます。

特に、店頭でのサポートって、これまでNTTドコモ、ソフトバンク、au/KDDIのスマホを使ってきたものからすると、

「当然に無料でやってくれるもんやろ」

って認識があるので、余計に損失する気分になります。

では、この店舗サポートは有料というahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

まず考えてもらえばいいのは、いまもうスマホを使っていると思いますが、

「これまでの数年間で、何回店舗でサポートをしてもらったか」

という点かと思います。

私は、そもそもこれまで店舗でサポートを受けた記憶がないです。
なので、何年も店舗になにかを聞きにいったりしたことがありません。

みなさんも、そんなそんな店舗でのサポートが必要な場面って、普通につかっていてないんじゃないかと思います。
落としたとか壊れたみたいな緊急事態のときは、別途サポートしてもらえるので、それを除くと、そんなになくないですかね。

逆に、

「いや、しょっちゅう店舗に聞きにいってるで!」

という方は、ahamo、というか格安スマホ・格安SIMはやめて、近くにショップがあるキャリアにした方がいいと思います。

そうじゃない方には、店舗サポートが無料であろうが、有料であろうが関係ないですよね。
というか、むしろ店舗サポートなんてどうせ使わないんで、むしろ有料にしてもらった方が、公平感はあります。
その分、月額料金を安くしてくれる方がよっぽどいいですよ。

あと、冷静に考えると、別に3,300円で問題が解決するなら、何時間も悩んでいるより、手っ取り早いというか、時給換算したらむしろやすいくらいですよ。
なので、たしかに心理的にはいままで無料だったものが有料というのは腹は立ちますが、まぁ冷静に考えて納得できるかではないかと思います。

ちなみに、

店舗のサポートが有料=すべてのサポートが有料

ではなく、有人のチャットでは無料でサポートしてくれます。
それも、どっかのキャリアみたいにAIで適当なサポ―トではなく、有人のチャットサポートなので、別にそもそも店舗でのサポートがなくてもなんの問題もないです。

ドコモの電話窓口(151)は利用不可

あと、これはNTTドコモのユーザーでも、

「え、そんな電話窓口あったん!?」

という感じではありますが、NTTドコモには電話窓口(151)があります。
なんでも質問とか相談ができるドコモの総合窓口となっています。

で、ahamoは、同じNTTドコモのサブブランドですが、この電話窓口は使うことができません。

では、このドコモの電話窓口(151)は利用不可というahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

これも繰り返しの指摘に近くなってきますが、ITとかが苦手過ぎて、

「どうしても電話で問い合わせられないと無理!!」

という方には、致命的なデメリット・落とし穴ですね。
そういう方は、そもそも格安SIM・格安スマホ(MVNO)はやめた方がいいかもれません。

一方で、別にそんなアレルギーはないって方には、有人のチャットで対応してくれるので、全く問題ありません。

端末面でのデメリット・落とし穴

次は、ahamoの端末面でのデメリット・落とし穴です。

「え、端末面でも気を付けないといけないことがあるん?」

って思われるかもしないですよね。
SIMってとりあえずどこのものでも、とりあえずスマホにさしたら使えるんやろって思われがちです。

でも、意外と、そんなことなくて、いろいろ端末側面でどの通信キャリアを使うか考えることも必要になってきます。

ここでは、具体的には、端末面でのデメリット・落とし穴として、

  • 端末セットの分割払いが36回のみ
  • スマホおかえしプログラムが対象外
  • eSIM対応機種が少ない
  • 2017年以前のandroid端末が使用不可
  • ahamoで公式に販売している機種が少ない&高い

あたりを把握しておけばよいかと思います。

では、ひとつずつみていきましょう!

端末セットの分割払いが36回のみ

まず、端末を購入する際なのですが、端末セットの分割払いが36回のみというデメリット・落とし穴があります。

「え、それのなにがデメリット・落とし穴なん?」

って一瞬思うかもしれませんよね。
結構見落としがちなんですが、

36回払い=3年間使用する

ということが前提になっています。

NTTドコモとかだと、

  • 12回払い
  • 24回払い
  • 36回払い

など、端末の分割払いにもっと選択肢があります。

では、この端末セットの分割払いが36回のみというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

これも人によって、捉え方が全然異なると思います。

「別に3年間端末を使うよ」

という方は多いと思いますし、私ももう4年くらい同じ端末を使っているので、そういう人にはなんにも問題ではありません。

でも、反対に、結構あらっぽいスマホの使い方をする方とかは、3年も絶対に使わへんわという方は、36回払いしかないのはあんまり望ましくないですよね。
あとは、新しい端末を常に買い換えたいとかいう人とかも、3年も待ってられないよということになると思います。

このあたりは、端末の扱い方というか、どれくらいのサイクルで新しい端末を買い替えるかとかによりますね。

スマホおかえしプログラムが対象外

次は、NTTドコモから乗り換えるという方には、スマホおかえしプログラムが対象外になるというのも、ahamoのデメリット・落とし穴です。

上記の36回払いに関連して、NTTドコモでは、

36回払いで対象となっている機種を購入する
     ↓
プログラム申し込み後2年後に返却
     ↓
残りの最大12ヶ月分の支払いが不要

というプログラムです。

つまり、NTTドコモの36回払いは、仮に端末を3年ではなく、24回払いのときと同様に2年しか使わなかったとしても、実質的には24回払いのときとかわらないような支払いにしてくれるというプログラムがあるんです。
なので、NTTドコモで36回払いするときでも、3年も同じ機種使わへんかったらどうしようとか心配せずに、36回払いを選択できるわけです。

で、肝心のahamoはというと、このNTTドコモにあるスマホおかえしプログラムが対象外ということです。
なので、たとえば、36回払いしかないahamoの端末の分割払いで、2年しか実際に使わなかったら、残り12ヶ月の残債は残ることになります。

では、このスマホおかえしプログラムが対象外というahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

そもそもNTTドコモのスマホおかえしプログラムを現状で使っていない人には、なんのデメリットもないですよね。
他社でも同様のキャンペーンがありますが、そういうのを使っていない人には関係ない話です。

じゃあ、いまNTTドコモでスマホおかえしプログラムを使っている人からすると、どれくらいデメリット・落とし穴かという話ですね。

ポイントは、2つなんじゃないかと思います。

まず、仮に、計算を簡単にするのに、9万円の端末を購入したとします。
24か月後に1/3が残債として残っているとすると、約3万円になります。
NTTドコモの月額料金が約1万円、ahamoの月額料金が約3千円なので、その差は約7千円。
つまり、この残債の3万円分くらいは、ahamoにすることで月額料金の差から5ヶ月元が取れていることになります。
なので、たしかに、ahamoにはNTTドコモのようなスマホおかえしプログラムはないですが、金銭的に損をするかというと、総合的にみるとまぁ許容できると評価するのが妥当なのではないかと思っています。

また、NTTドコモでもこのスマホおかえしプログラムの対象端末は準最新端末で、最新端末はそもそも適用されていないことが多いです。
なので、最新端末がいいという方とかは、そもそもこのプログラムがある意味がないですよね。

ということで、総合的に考えると、スマホおかえしプログラムやその他のキャリアの同様のキャンペーンが多少使えなくても、そんな大した問題ではないのではないかと思います。

eSIM対応機種が少ない

次は、eSIMの対応機種が少ないというデメリット・落とし穴があります。

そもそもeSIMのメリットは、

  • オンライン上で手続を完結させられ、契約やMNPがスムーズに行える
  • 物理SIMの差し替えが不要
  • 1台のスマホで複数の通信ネットワークが利用できる

などがあげられます。

このうち、契約やMNPがスムーズに行えるとか、物理SIMの差し替えが不要とかは、別にまぁ我慢すればって感じで、どうでもいいっちゃどうでもいいんですけど、複数の通信ネットワークが利用できるのは便利ではあります。
1台のスマホで、仕事用とプライベート用、遊び用など分けて使うことができます。

そんなeSIMは、ahamoでももちろん対応しているのですが、まだまだ対応する機種が限られているのが現状です。

eSIMに対応している機種は、

  • iPhone XS
  • iPhone XS Max
  • iPhone XR
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone SE(第3世代)
  • iPhone 12
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone 12 mini
  • iPhone 13 Pro Max
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13
  • iPhone 13 mini
  • 11型iPad Pro(第1世代、第2世代、第3世代)
  • 12.9型iPad Pro(第3世代、第4世代、第5世代)
  • iPad Air(第3世代、第4世代)
  • iPad(第7世代、第8世代)
  • iPad mini(第5世代)
  • AQUOS R7 SH-52C
  • Xperia 1 IV SO-51C

となっています。
iPhoneは比較的対応していますが、Androidが全然対応してないですね。
これからはもっと増えていくとは思いますが、現状は限定的であることがデメリット・落とし穴と言えます。

では、このeSIM対応機種が少ないというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

鍵となるのは、上でも書きましたが、1台で複数の通信ネットワークを使いたいかどうかかなと思います。
それ以外は、

「ちょっと便利だな」

くらいなのですが、この複数ネットワークが使えるというのは、eSIMだけの特徴なので。

なので、複数の通信ネットワークを1台のスマホで使いたいという方にとっては大きなデメリット・落とし穴ですし、そうじゃないという方にとっては割とどうでもよいデメリット・落とし穴だったりするかと思います。

2017年以前のandroid端末が使用不可

次は、ahamoでは、あまり古い端末は使うことができません。
実際に使うことができないのは、

  • 2017年以前に発売したAndroid端末
  • 2018年に発売したAndroid端末の一部

です。
つまり、2018年以降のAndroid端末なら問題ないということになりますが、それ以前に発売のものについては使えない可能性が高いということです。

また、古い端末でも対応しているものについては、ahamoも使うことができるのですが、ただAndroidのOSのバージョンが古いままだと使えないので、注意が必要です。

最近は機種の寿命が長いというか、平気で3年とか4年とか、下手したらそれ以上使うこともあるかと思います。
実際、私もひと昔どころか、4年前の端末をSIMだけ入れ替えて、いまだに使っています。

こないだ話していたら、知人は、

「中学生の娘に、自分が使い古した古い機種を上げて、使わせてている」

という方もいました。
たしかに、そういう話もたまに聞きます。
結構古い前の機種って、いまだに活用されているケースが多いんですよね。

なので、そういう方で、ahamoにキャリアを変えて使おうという方にとっては、場合によってはahamoが使えずデメリット・落とし穴となるかもしれません。

では、この2017年以前のandroid端末が使用不可というahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

「そんな古い機種、使わへんから問題ない」

という方には、全く関係ない話ですよね。

一方で、

「いや、全然まだまだ古い機種で十分やねん。」

という方には、場合によってはデメリット・落とし穴になります。

ただ、後者の方でも、たとえば、現在NTTドコモを使っていて月額料金が高いく、それがahamoに乗り換えることで毎月7千円とかの節約になるねんっていう方からすると、多少古い端末は使えず新しい端末を買ったとしても、トータルでみたらスマホの維持費は下がります。

また、2018年以降の端末も、もうかなり中古で安くなってきています。
なので、そのあたりを買うことで、対応するなどで、このデメリット・落とし穴はカバーできると思います。

「絶対古い端末のまま使いたいし、1円でも無駄にしたくない。新しい端末買うなんてとんでもない。」

という方は、ahamoはあきらめた方がいいかもれません(笑)

ahamoで公式に販売している機種が少ない&高い

次に、端末面でのデメリット・落とし穴としては、ahamoで公式に販売している機種が少ない&高いというのがあります。
正確にいうと、タイミングによっては廉価版の端末が販売されていますが、タイミングによっては高い端末だけしかないことがあります。
その原因のひとつとして、公式に販売している機種が少ないからというのがあります。

どこのSIMでも使えるSIMフリーの端末って、キャリアで販売されている端末より高かったりすることがあります。
特に、iPhoneとかは、タイミングにもよりますが、Apple Storeで新品のSIMフリー端末を買うと、少し割高だったりします。

また、そもそも端末だけ買って、SIM入れるのって、

「本当にその端末がahamoで使えるか不安」

みたいな不安があるという方も。
まぁ最新の端末とかなら大体大丈夫なんですが。

厳密に電波のことが詳しかったりすると、

  • ネットワークの対応周波数
  • 端末の対応周波数

という2つが合致しないといけないんです。
なので、まさか端末が対応する全ての周波数帯が、ネットワークの対応する全ての周波数帯とずれるみたいなことはめったにありませんが、

「あれ、この周波数帯、この端末で使えへんやん!」

ってことがありえなくはないです。
とくに、海外で購入した機種や輸入した機種で、海外では主流の周波数でも日本ではキャリアが飛ばしてない周波数帯とかもあるので。
iPhoneとかグローバルな機種とかなら、大体メジャーな周波数は対応しているので、大丈夫かとは思いますが、本当に大丈夫かは気にしたいところではあります。

それが、キャリアで公式に販売されている端末とかだと、100%対応していることが保障されているので、安心ではあります。
そんな安心な端末の選択肢が少ないのは、ahamoのデメリット・落とし穴ではあります。

では、このahamoで公式に販売している機種が少ない&高いというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

これって、結構ahamoのサービス開始当初から指摘されていたので、最近は安い廉価版の端末も1機種は販売するようにしていることが多いです。

こんな感じで”Low Price”のタグが付いている端末が、最近だと大体1機種は投下されています。
他の端末は5~6万円くらいのものが主流で、”Low Price”の端末だと5,000円とかで購入することができるので、1/10の端末代になります。

なので、タイミングにもよりますが、最近だと、選択肢をちゃんと用意してくれていることが多いので、このデメリット・落とし穴は解決されつつあると思います。

サービス面でのデメリット・落とし穴

次は、サービス面でのデメリット・落とし穴です。

これは、実際にahamoを使っていくうえでのデメリット・落とし穴なので、

「あーこれはきついな」

とかあれば、ずっと不便に感じないといけないポイントではあります。

このサービス面でのデメリット・落とし穴に関しては、

  • 利用できないサービスが多い
  • ドコモメールが有料
  • 留守番電話サービス非対応
  • データの翌月への繰り越しができない
  • データをシェアできない

あたりをみておけば、よいのではないかと思います。

ひとつずつ解説していきたいと思います。

利用できないサービスが多い

まずは、利用できないサービスが多いという点を見ていきましょう!

まぁもうご存知かもしれませんが、ahamoはNTTドコモのサブブランドでありながら、NTTドコモのサービスが全て使えるわけではありません。
というより、利用できないサービスの方が多いわけです。

具体的には、

  • spモードコンテンツ決済サービス
  • ドコモメール
  • ドコモ電話帳
  • データ保管BOX/dフォト(写真お預かり機能)/クラウド容量オプション
  • いちおしパック
  • 留守番電話サービス
  • メロディコール
  • イマドコサーチ
  • ワンナンバーサービス

などのサービスが使うことができません。

ドコモメールとか、留守電とかは結構重要なことなので、このあと別にまとめます。
それ以外にも、

「あー、このサービスめっちゃ使ってるやん」

みたいな方には、少し不便を感じるデメリット・落とし穴かと思います。

では、この利用できないサービスが多いというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

いままで使っていたものが使えなくなるのは、非常に不便に感じてしまいます。
もしこのあたりのサービスを結構ヘビーに使っている方がいましたら、事前に他のアプリとかで代替できるか確認してからahamoにする必要があります。
そして、どうしても他のアプリとかの手段で代替できず、どうしても必要なサービスとかなら、このahamoのデメリット・落とし穴は大きいです。

また、NTTドコモからではなく、他のキャリアから乗り換えたという方でも、類似のサービスがahamoにある前提で考えていると、

「え、ahamoって、そんなこともできひんの?」

みたいなこともあります。
このサービスは絶対に必要というサービスは、ahamoでも使えるか、ないしは他のアプリなどのWebサービスで代替できるか確認してから、ahamoに乗り換える意思決定をした方が無難です。

ただ、最近でいうと、大体のことがアプリとかWebサービスでできます。
なので、そんなに心配することではないかもしれませんね。

ドコモメールが有料

次に、ドコモメールが有料という点です。

ドコモメールというのは、NTTドコモに契約していたら割り振られている

XXXXX@docomo.ne.jp

のメールアドレスのことです。

もはやこのアドレスは、実際はあまり使われていないです。
最近の若い人とかだと、存在すらしらないこともありますよね(笑)
そもそもメールアドレスの交換みたいな儀式が、最近ないですから。

で、NTTドコモだと、このドコモメールが使えます。
また、ソフトバンクやau/KDDIでも同じように、独自のキャリアメールがあります。

ところが、ahamoだと、このキャリアメールは、有料になります。
1メールアドレスあたり月額330円(税込み)がかかります。

では、このドコモメールが有料というahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

「え、そもそもドコモメール自体使えるん?」

って、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、使えるようになったんです。
私も、てっきりahamoって、ドコモメールはもう使えないものだと思っていました。
これ、結構勘違いされているところなんではないかと思います。

なんで、そもそも使えないものだと思っていたところからスタートしているので、

「月330円でも払ってでも使えるなら、本当に必要ならいいね」

っていう感覚です。
月330円ということは、年間3,960円ですよね。
大体本を1冊買うくらいの負担で、そんなに大したことはありません。

たぶん、このドコモメールを使い続けないといけないという方は、

  • 比較的高齢者で友人がみんなキャリアメールでやり取りしてる
  • 父母や祖父母がLINEなどを使えず、あいかわらずキャリアメールが必須

など、本当に必要性の高い方かと思います。
そういう方からすると、使えないのは本当に困りますが、月330円でも使えるならahamoも十分に選択の余地に入るのではないかと思います。

また、

「そこまでドコモメールの必要性が高くないよ」

という方には、GmailとかLINEなど他の大体手段はいくらでもあります。
そういう方は、あえて月330円も払う必要がないので、対してあデメリット・落とし穴でもないかと思います。

留守番電話サービス非対応

次は、留守番電話サービスが非対応なことがあります。

「iPhoneのビジュアルボイスメール使うからいいよ!」

みたいに一瞬思うかもしれませんが、それも使用できません。

「まじか!!それは困る!!」

特に、仕事でスマホを使っていたりすると、本当に留守電がないと困ります。
ありえないレベルです。

一応、「不在着信通知」という、

  • 電源OFFのとき
  • 圏外にいるとき
  • 通話中で着信できなかったとき

などに電話がかかってきたときに、SMSで着信があったことを教えてくれるサービスはあります。
それは、NTTドコモと同様に無料で使うことができます。

ただ、着信があったときに、通知がくるだけで、いわゆる留守電みたいな音声でのメッセージが残せたりはないです。

では、この留守番電話サービス非対応というahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

一見、めちゃくちゃやばいように思いますよね。
でも、実は、全然大したことない話です。

最近の格安SIM・格安スマホ(MVNO)には、留守電が使えないところもたくさんあります。
なので、それを大体するサービスとして、留守電アプリなんて、いっぱいあります。
Apple StoreとかGoogle Playで「留守電」って検索してみてください。
山のようにあるので。
それを使えば、なんの問題もありません。

また、そもそも端末に内蔵してもいます。
「伝言メモ」とかです。
こちらは、少し使えるシチュエーションが限定されていて、

  • スマホの電源が入っている
  • 圏内にいて電話を取れる待ち受けの状態にいる

などのときのみですが、それでもこちらでも全く問題なく留守電と同様の機能が使えます。

なので、つまりは、アプリでも端末の機能でも大体できるので、全く問題ないということになります。

データの翌月への繰り越しができない

次に、データの翌月への繰り越しができないという点があります。

NTTドコモとかだと、毎月の月間データ使用料に、実際使用したデータ使用量が届かず、ギガが余った時、翌月に繰り越せます。
たとえば、20GBで契約していて、7月に15GBしか使わなかったら、8月には25GB使うことができます。

一方で、ahamoだと、そのようなデータの翌月への繰り越しができません。
なので、今月5GBあまったとしても、その5GBは無駄になるだけということになります。

20GBのプランなら、まだ使い切るかなとは思いますが、100GBの大盛りとかだと、もしかしたら人によっては結構余らせてしまって、無駄が発生するかもしれないというデメリット・落とし穴があります。

では、このデータの翌月への繰り越しができないというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

これは、毎月使うデータ通信量次第と、実はデータ繰り越しってそんなに便利じゃないという2つの側面から分析していきます。

まず、毎月使うデータ通信量次第についてです。
20GBの通常のプランなら、1ヶ月後にデータが足りないということはよくあれども、あんまりデータが余り過ぎるってことは、普通にスマホを使っていたら少ないのではないかと思います。

  • 海外にずっといて、あまり国内にいなかった
  • ずっと家とかオフィスのWiFiに繋いでいた

とか、そんな理由でもない限り、最近のアプリは結構データ通信を使うので、20GBに全然届かなかったみたいなことはないと思います。
なので、月20GBの通常のプランなら、この翌月に余ったデータ通信量を繰り越せないのは大したデメリットではないかと。

一方で、100GBの大盛りプランとかだと、さすがに月によっては全然使わなかったとかもありえます。
また、20GBのプランとかなら、余っても数ギガとかかもしれませんが、この100GBのプランだと、9割使ったとしても10GBもあまることになってしまいます。
そうすると、

「翌月に10GBも繰り越せないと、さすがにもったいないなぁ。」

と思う感じはあります。

ただ、逆に100GBもあれば、翌月も十分だと思うので、別に残さなくてもいいよねという評価もできます。
このあたりをどうとらえるかですね。

あと、実際にNTTドコモもahamoも両方使ってきたものとしては、

「これも一見便利なようにみえて、あんまり翌月へのデータ繰り越しとかあってもなくても同じ」

と思っている人は少なくないのではないかと思います。

なぜかというと、

  • 繰り越した月の次の月はいくらデータが余ってもさらに次の月に繰り越されない
  • なので、繰り越した次の月は使いきる必要があって、無駄にデータを使うだけ
  • だんだんめんどくさくなって、今月は使い切ったらいい月なのか、余らせて来月使えるようにできる月なのか考えるのがめんどくさくなり、そもそも気にしなくなる

ということで、最終的にはどうでもいいやという気になってきます。

毎月あまった分が次の月に繰り越されるなら、いざというときのために残しておこうという気にもなるんですが、次の月に繰り越されたり繰り越されなかったりなら、もうめんどくさいからどうでもいいわと思って、気にもしなくなります。
最初のうちは、結構よろこんで来月に残しとこうと思ったりしてたんですが。。

ということを総合的に考えると、正直どうでもいい仕組みなんじゃないかと思っています。
たしかに、一見すると、翌月に繰り越せた方が便利そうなんですが、意外と不便という…。
なので、いっそこんな翌月繰り越しなんていらないから、月額料金安くしてくれているahamoの方が、へたに翌月繰り越しのある通信キャリアよりも満足度は高いのではないかと思います。

データをシェアできない

次に、残ったデータが翌月に繰り越せないのでこれもそらそうだろという感じではありますが、特定のグループ内でデータをシェアすることもできません。

このデータがシェアできないことで、不便だなぁと感じることは、

  • 複数端末を使っていて、1回線で契約して両方の端末でシェアできない
  • 家族間でシェアできない

ということくらいですかね。

では、このデータをシェアできないというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

このデメリット・落とし穴は、現状でパケットのシェアを使っている人には不便を感じるかなくらいかと思います。
いま使っていない人は、別にシェアできようができなくてもそんな不便に思うことないです。

逆に、どうしても複数端末間でシェアしたいという方は、この仕組みはアプリとかWebサービスで代替できるものではないので、ahamoをあきらめるしかないという一発アウトのノックアウトファクターではあります。

海外利用面でのデメリット・落とし穴

最後に、海外利用面でのデメリット・落とし穴についてです。

海外利用はそんなしょっちゅうしないのもありますが、結構見落とされがちな側面です。

「結構、海外出張とか海外旅行で国外にいくが多いねん」

って人には、特に大事ですね。

海外利用面でのデメリット・落とし穴については、

  • 国際ローミングの対象国・地域が弱い
  • 長期間の海外ローミングが制限されている
  • 海外でのデータローミングは20GBまで

あたりをみておけばよいのではないかと思います。

順番にひとつずつ解説していきたいと思います。

国際ローミングの対象国・地域が弱い

まずは、国際ローミングの対象国・地域が弱いという点です。

「え、でも約80か国も使えるんでしょ?」

と一瞬思うかもしれませんが、国際ローミングの対象国・地域の数としては少ないんです。
NTTドコモだと、国際ローミングサービス「WORLD WING」というのがあって、それでは、200以上の国や地域でNTTドコモの携帯を使うことができます。
ahamoが80なんで、NTTドコモの対象国・地域に比べると、約40%しか使えないことになります。

これは実際にドコモの井伊基之社長のインタビューを読んでいても、指摘されたことを気にしています。

———先日、海外出張の際、現地でSIMを買うよりもahamoのほうが安くて便利だと気づきました。

 そうでしょ。ahamoを発表した時、満身の力を込めて海外ローミングのスペックを追加した。でもあまり取り上げられず、発表会でも「約80カ国の利用地域は少ない」と質問されてしまった。この値段で海外ローミング込みにしようとすると、この約80カ国くらいになる。確かにアフリカはあまりカバーしていないが、北米や欧州、アジアなど日本人が行く国はカバーしている。

そのため、「小盛り」よりも、ahamoが海外で追加料金なしで利用できるという点を宣伝したい。

出所:『「ahamo小盛りは考えていない」、ドコモ井伊社長が語る料金プランの今後

実際に発表会でも指摘されたようですね。
私は、正直いうとその動画を直接見てないのですが、社長が公式のインタビューでそう答えています。

このように、国際ローミングはできるけど、できる国や地域の数は少ないという点が、ahamoのデメリット・落とし穴となります。

では、この国際ローミングの対象国・地域が弱いというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

上記のインタビューでも社長が言及していますが、弱いのはアフリカのようです。
北米、欧州、アジアなどの日本人が比較的多く訪問する国はカバーしているようです。

なので、

「うちめっちゃアフリカ好きで、しょっちゅういくねん」

みたいなキャラではない限りは、実際のところは大体のメジャーな国はカバーしているので、そんなに不便はないかと思います。

あとは、ローミングじゃなく、現地でSIM買った方が早いですしね。

長期間の海外ローミングが制限されている

次に、これは個人的には謎な制度なので、意外と知られていないのですが、長期間の海外ローミングが制限されています。

具体的には、少しややこしいのですが、

  • 海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日
  • 起算日から15日経過後の日本時間0時以降に速度制限
  • 通信速度が送受信ともに最大128KBpsに低下
  • 速度制限は、日本に帰国するまでどうやっても解除できない

という制限です。

つまり、すごくかみ砕いていうと、

「2週間以上海外にいるとほぼ使えないレベルまで速度制限されて、解除は不可」

ということになります。

では、この長期間の海外ローミングが制限されているというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

どうしても海外でSIMを差し替えたくないという方には、大きいデメリットといえます。
たとえば、日本で仕事用に使っているスマホで、かつ1台しか端末を持っていなくて、どうしても電話番号をそのまま日本から電話がかかってくるようにしないといけないみたいなケースです。
この場合は仕方がないです。
ただ、そういうシチュエーション×アフリカなどのマイナーな国に、かつ2週間以上滞在するというレアなケースでのみ、長期間の海外ローミングが制限されていることはデメリット・落とし穴になります。

そういう特殊な状況には、そもそもそんなそんな滅多になることではないですよね。
いくら学生でも、ないしは海外出張が多いサラリーマンでも、なかなかないです。
JICA関連の仕事をしているコンサルタントとかなら、もしかしたらいるかもしれませんが。

なので、そんなに気にすることではないのではないかと思います。

海外でのデータローミングは20GBまで

次は、海外でのデータローミングは20GBまでという制限があります。
なので、海外でのデータローミングが使えるからって、無限に使えるわけではないというデメリット・落とし穴があります。

もともと20GBまでの通常の契約ならともかく、大盛りの100GBを契約していても、海外では20GBまでしか使えません。
残りの80GBも使えるんちゃうかと思いがちですが、残り80GBは使うことがなぜかできません。

結構海外とかいくと、Facebookとかインスタとかに写真アップしたりするんですよね。
LINEのアルバムとかで一緒にいってる友達と写真共有したりもします。
そうすると、国内にいたら20GBで1ヶ月持つかもしれませんが、海外だとあっというまに使い切ってしまったりするので、注意が必要です。

では、この海外でのデータローミングは20GBまでというahamoのデメリット・落とし穴ですが、どれくらいデメリットでしょうか。

これは、使い方次第です。
個人的には、もっとあればいいのにと思います。

というのは、前述のとおり、海外にいくと結構写真アップするだけじゃなく、LINEの動画で通話する方で日本と話したり、いろいろ調べたり、Googleマップ使いまくったり、めちゃくちゃ何かにつけてデータ通信使う量が増えるんですよね。
なので、20GBくらいあっという間に使い切ってしまいます。
もちろん、2泊3日くらいならいいですが、10日超えている場合、普通に足りなかったりします。

ただ、一方で、現地でSIMを買ってしまうことの方が多いので、正直

「別にどうでもいいよね」

という感じではあります。

現地のSIMを買わずに国際ローミングで乗り切るという方で、しかも比較的長い期間滞在するという方は、なかなか深刻なデメリット・落とし穴かと思います。
しかし、逆に、

  • 海外でSIMを買って使う
  • そんなに長く滞在しない
  • 海外でそんなにデータ通信を使うことがない
  • WiFiルーターをレンタルしていく

などという方には、大したことない話ですね。

ahamoをおすすめしない人は?

ここまで、

  • 申込み面でのデメリット・落とし穴
  • 料金面でのデメリット・落とし穴
  • 支払方法面でのデメリット・落とし穴
  • 通信面でのデメリット・落とし穴
  • サポート面でのデメリット・落とし穴
  • 端末面でのデメリット・落とし穴
  • サービス面でのデメリット・落とし穴
  • 海外利用面でのデメリット・落とし穴

という視点でデメリット・落とし穴を見てきましたが、次は、

「じゃあ総合的にahamoをおすすめしない人はどんな人?」

ということを考えていきたいと思います。

とはいえ、ここまでも結構ケースバイケースだったり、その人の利用するシチュエーションによって、一つのデメリット・落とし穴でもどう評価されるかが変わってきました。
総合的にも、結構一概に、〇〇という人はやめた方がいいですよとかは言いづらいのですが、しいて言うと、

  • 月間に使うデータ通信量が極端に少ない人
  • 店舗での申し込みやサポートが必須という人
  • 特定のahamoで利用できないサービスをどうしても利用したい人

という方は、ahamoじゃない選択肢を考えてもいいかもしれません。

逆にいうと、それ以外だと、たとえば足りないところは他のWebサービスやアプリで補うなどの代替手段があります。
なので、もちろんその人のahamoを利用するシチュエーションにはよりますが、割と前向きに検討してもいいのかと思います。

ahamoでいいか判断するおすすめの考え方・基準

最後に、ここまでめちゃくちゃ多くの視点で、ahamoのデメリット・落とし穴を解説してきました。

「結局、視点が多すぎてようわからんわ!!」

という方に、どう考えて判断すればいいかを、私なりの視点でおすすめしておきます。
もちろん、これ以外にもいろんな考え方があると思います。
あくまでひとつの考える視点として参考になれば幸いです。

じゃあ、お前ならどう考えるんやという話ですが、私なら、

いま使っているスマホの月額料金ーahamoの月額料金

をまず計算します。

たとえば、私はもともとNTTドコモからahamoに移ってきました。
その時の一番最後の月額料金が、9,444円でした。
一方、ahamoの月額料金は、税込2970円ですよね。
そうすると、

9,444円-2,970円=6,474円

ということになります。
もちろん、若干月によってナビダイヤル使ったりいろいろ月額料金の変化はあります。
なので、大体6千円~7千円くらい安くなりました。

一方で、できなくなったことってなにかなと考えます。
質は、あんまりないんですよね。

店舗のサポートが受けられなくなったとか、ドコモメールが使えなくなったとか、あるといえばありますが、そもそも使っていなかったので。
実質的なデメリットは、ゼロでした。

そうすると、大体6千円~7千円が浮いて、一方でデメリットはほぼゼロ。
これは変えるべきですね。

一方で、かりに私が、〇〇商事の商社マンだとして、アフリカに毎月3週間滞在しているとします。
そしたら、大体6千円~7千円安かったとしても、海外ローミングできないのは不便で仕方がないです。
その場合は、ahamoに変えるべきではありません。

まとめると、

安くなった金額とahamoに帰ることで被るデメリットを比較して、このデメリットでこの金額の差は安いと思うなら、ahamoにする

ということです。

「え、けど、それだけの判断基準やと、もっといい格安SIMあったらどうするん?」

と突っ込まれそうですが、そのときはその格安SIMに移ればいいんです。
別に、いわゆる2年縛りみたいなものもないですし、解約金もないので、とりあえずahamoにして、

「あれ、、こっちの格安SIMの方がええやん!」

っていうのがあれば、そっちに行けばいいだけの話です。

それよりも、悩んでいるうちに、大体6千円~7千円も高い大手キャリアを2~3ヶ月使う方がもったいないですよ。
格安スマホ・格安SIM(MVNO)間の値段の差に比べて、大手キャリアとの差はめちゃくちゃ大きいので。

イメージとしては、いま使っている大手の高い通信キャリアの月額料金という出費を、緊急に止めます。
もちろん、その際に、デメリットが大きすぎたらだめなので、その点は確認します。
その上で、使ってみて、やっぱりもっとこういう通信キャリアがいいなというのがあれば、そのタイミングで乗り換えたらいいんです。

何事も実際に使って試してみないとわからないので、なにも行動しないより、少しでも出血を止める。
そして、出血を止めた上で考えるんです。

私は、この考え方で、ahamoにするかどうかを判断されることをおすすめしています!

まとめ

今回は、ahamoのデメリット・落とし穴を

  • 申込み面でのデメリット・落とし穴
  • 料金面でのデメリット・落とし穴
  • 支払方法面でのデメリット・落とし穴
  • 通信面でのデメリット・落とし穴
  • サポート面でのデメリット・落とし穴
  • 端末面でのデメリット・落とし穴
  • サービス面でのデメリット・落とし穴
  • 海外利用面でのデメリット・落とし穴

という側面で徹底的に分析してきました。

いろいろな側面から徹底的に分析しましたが、実際ahamoにするか判断するにあたっては、結論としは、

安くなった金額とahamoに帰ることで被るデメリットを比較して、このデメリットでこの金額の差は安いと思うなら、ahamoにする

をおすすめしています!
その上で、気にいらなければ新しいのにしたらいいんであって、縛りも解約金もないので、そのためのリスクはありません。

ぐだぐだしていたら、いま使っている高い月額料金をだらだら払い続けて損を垂れ流すことになります。
まずは出血を止めて、実際に使ってみてから、判断するのがいいのではないでしょうか。

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