ahamoに未成年で契約したいんやけど、どうしたらいいんや・・・
いま子どもに持たせているスマホをahamoにしたいけど、ahamoは18歳以上しか契約できないとかいう謎のルールがあるんですよね。
NTTドコモとかなら13歳以上は契約できるのに、なんでahamoだけあかんねんって感じですが、ルールはルールで、ルールを無視して申し込みしてもさくっと審査で落ちてしまいます。
じゃあどうしたらいいかというと、結論としては、親名義で契約して、利用者を別途登録をすることができるので、その利用者登録に未成年の子ども名義で登録することになります。
そして、仮にその未成年の子どもが18歳になり、成年になった段階で、本来名義にしたかった本人を名義人とするように、名義の変更を行うことになります。
「そんなんやったら、最初から登録させてくれよ」
ほんとそう思いますが、なぜかahamoはそういうルールになっています。
今回は、そんなahamoに契約したい未成年が取るべき方法について、解説していきたいと思います。
これからahamoを利用しようとされている未成年の方やその保護者の方の参考になれれば幸いです。
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Contents
ahamoは18歳以上でないと契約できない原則
まずは、大原則として、
「ahamoって18未満の未成年は契約できるの?」
という話を整理しておきたいと思います。
例によって、基本的な話は分かってるから、未成年でahamoに契約するときの取るべき方法についてだけ教えてよという方は、読み飛ばしていただけると幸いです。
未成年者名義でのご契約はできません。ご契約いただくことができるのは、18歳以上の方に年齢制限しております。
なお、親権者名義でご契約いただき、18歳未満の方を利用者登録することはできます。
上記の公式な見解があり、ahamoでは未成年で契約することができません。
NTTドコモは13歳から契約できるのですが、同じNTTドコモが運営する通信であるahamoでも、ahamoの方は、18歳以上ではないとできないということになります。
ちなみに、別にたいして気になるかわかりませんが、
「あれ?未成年なのに18歳?」
っていう質問を受けたことがあるので、補足しておきます。
明治時代から約140年ぶりに成人の定義が見直され、2022年4月から成人は20歳以上ではなく、18歳以上となりました。
なので、18歳、19歳は、現行の民法上は成年として扱われることになります。
じつは、この改正があるまでは、ahamoに契約できるのは20歳以上でした。
なので、厳密に成人の定義に合わせて、ahamoも未成年を受け付けるかの対応をしているわけです。
取るべき方法!未成年者は利用者登録が可能
ahamoでは、18歳以上でないと契約ができないということはお分かりいただけたと思います。
18歳未満の方が、ご自身の名義でahamoに申し込みしても、審査で落とされるだけです。
「じゃあ未成年がahamoを使おうと思ったら、どうしたらいいの?」
ということで、本題に入っていきたいと思います。
といっても、できることはごくシンプルで、
- 親名義で契約する
- 親名義で契約して、利用者登録に未成年の使用する人を登録する
- 他の通信キャリアにする
の3択です。
親名義で契約する
まず、一番手間がかからず、シンプルなのは、親名義での契約です。
これが一番やってる人多いのではないかと思います。
個人的にはこれで十分なのではないかと思います。
単純に親名義でahamoと契約して、そのスマホを子どもに使わせるというだけです。
親名義で契約して、利用者登録に未成年の使用する人を登録する
次に、親名義で契約して、利用者登録に未成年の使用する人を登録するというやり方もあります。
公式にはこの利用者登録をしてくださいと書かれています。
利用者登録は、
- 利用者の氏名
- 利用者の生年月日
を登録します。
本当に利用者の名前を登録するだけな感じですね(笑)
なんでこんな利用者登録をするのかのメリットとか必要性については、以下で別にまとめていきます。
他の通信キャリアにする
もうひとつの選択肢は、NTTドコモのように18歳未満でも契約できる通信キャリアにすることです。
「どうしても親名義の契約じゃいやや!!」
という方は、最終手段はahamoをあきらめて、他社で未成年名義で契約できるところを選ぶしかありません。
「なんで客がこうしろっていってるのに、あかんねん」
とかやからみたいなことを言っても無理なものは無理です。
契約は、申し込みと承諾の意思表示の合致なので、通信キャリア側が拒否する以上、法的にもどうしようもありません。
「わかった、じゃあどこのスマホやったら未成年で契約できるん?」
ということで、格安SIM・格安スマホ(MVNO)だと割と18歳以上でないと契約できなかったりするのですが、大手の通信キャリア(MVNO)については、
- docomo→13歳以上
- ソフトバンク→13歳以上
- au/KDDI→13歳以上
という感じで、各社とも中学生になる13歳くらいから、名義人として契約できることになります。
もちろん、単独で確定的に有効な意思表示ができるのは18歳からなので、18歳未満名義で申し込みする際は、保護者の同意などが必要になります。
どうしても親名義のスマホは持ちたくないという方は、このような13歳以上なら未成年名義でスマホが持てる通信キャリアを選択してください。
NTTドコモでは13歳以上なら、未成年の名義でも契約できますが、ドコモオンラインショップでの未成年の契約は受け付けていません。
未成年の名前で契約しようと思うと、NTTドコモでも、docomoショップにいって、契約する必要があります。
利用者登録にメリット・必要性はあるのか?
次に、ahamoに未成年の方が申し込みしようと思うと、親名義で契約をして、未成年の利用者を利用者登録で登録してくださいという話をしました。
そうすると、ふと疑問に思うのは、
「利用者登録って、なんのためにするの?」
ということなんです。
正直、いらないんじゃないかという気がしていて、ここではそんな利用者登録のメリット・必要性について、考えていきたいと思います。
いろいろ調べたり、ヒアリングしたりしたんですが、利用者登録のメリットって、
- dポイント利用者情報として登録することができる
- 利用者の属性に応じたコンテンツが配信される
- 名義変更ができる
という3点があります。
メリットというほどのことか微妙なところではありますが、それでも人によっては必要なところかと思います。
以下をみつつ、
「これは、うちのケースやと、利用者登録しとかなあかんな。」
という場合は利用者登録をしっかりしておくようにしておくとよいかと思います。
実際、郵送でやったりとかめんどくさいので、できれば利用者登録したくないんですけどね。
それぞれ見ていきましょう。
dポイント利用者情報として登録することができる
まず、メリット・必要性として挙げられるのは、「dポイント利用者情報として登録することができる」という点です。
dポイント利用者登録というのは、dカードを使ってdポイント加盟店でdポイントを利用するために、氏名などの情報を登録する手続をいいます。
ahamoでは、は利用者として登録された方をdポイント利用者情報として登録します。
ようするに、dポイントを未成年の実際の利用者が使おうと思うと、ahamoで利用者登録をしておかないといけないということです。
dポイントを使っている人は、登録する必要がありそうですね。
一方で、私とかもずっとNTTドコモを使っていたのですが、別にdポイントなんて、
「あれ、なんかポイントたまってるな」
くらいの感じだったので、そういう人とかはあまり利用者登録をするメリット・必要性はないですね。
利用者の属性に応じたコンテンツが配信される
次は、利用者の属性に応じたコンテンツが配信されるということです。
「どういうこと??」
というと、最近Web上で表示されるコンテンツとか、メルマガで送られてくるコンテンツって、受信する人の属性に応じて配信されているんですね。
20代の人と50代の人では、全然興味を持つ内容が違いますよね。
なので、この利用者情報に基づいて、配信する情報をコントロールしているようです。
公式サイトの隅っこの方を見てみると、こんな記載があります。
未成年者に、よりあんしん・安全にインターネットをご利用いただくため、CGM利用時にあらかじめドコモに届け出ていただいたご利用者の年齢情報(ご利用者の生年月日に基づき、CGMコンテンツ提供会社(以下、対応コンテンツ提供会社)がサービス提供にあたって指定する年齢に該当するか否かの情報、以下同じ)を対応コンテンツ提供会社へ提供しております。
あとは、未成年が利用しているということになると、配信するコンテンツに有害なものがないかとかもコントロールしてそうですね。
なので、利用する未成年の視点からすると、あんまり利用者登録するメリットは少ない感じがしますが、保護者の立場からだと、念のため利用者登録して、
「この端末は未成年が使っていますよ。なので、有害なコンテンツは配信しないでください」
というメッセージをahamo側に送っておくメリット・必要性はありそうですね。
名義変更ができる
最後に、「名義変更ができる」というのがあります。
なんども出てきていますが、ahamoは18歳未満の未成年の名義では契約することができません。
「じゃあ、17歳が18歳になったら、どうするの?」
ということですよね。
未成年の間には、契約できませんが、18歳になると単独で契約ができます。
そのときは、もちろんそのまま親名義の契約&子どもの利用者登録でもいいのですが、自分名義の契約に変更することもできます。
その際、自分名義の契約に名義変更をしようと思うと、利用者登録している人にしか名義は変更できないという仕組みになっています。
あえて、利用者じゃない人に名義変更を受け付けるのもおかしな話ではある一方、めんどくせえなという感じでもありますが、一度利用者登録しないと名義が変更できません。
なので、
「成人になったら、自分名義の登録にする!」
という方は、利用者登録までするメリット・必要性があります。
まぁいざ名義変更するとなったら、直前に利用者登録したらいいだけなんですが。
ahamoで保護者名義で登録したらDアカウントはどうなる?
ahamoを未成年が契約できないので、保護者名義で登録したとします。
「じゃあ、dアカウントはどうなるの?誰のdアカウントを登録することになるの?」
というのも疑問となります。
未成年だと保護者にスマホ代の月額料金を払ってもらっているという方もいらっしゃいますが、アルバイトをしてお小遣いから頑張って自分で支払っているという方もいます。
特に、自分で支払っているという方からすると、
「dアカウントは自分のもので登録して、自分のdポイントを貯めたい!」
という思いは、至極当然のことかと思います。
自分で月額料金払ってるんやから、ポイントも自分のものでしょということですよね。
でも、実は、この場合は、dアカウントは保護者に紐づいていまいます。
なので、たとえば、本当は未成年はが自分でアルバイトした自分のお金で月額料金を支払っていたとしても、dポイントは契約者である親名義でたまってしまいます。
ただし、未成年者の実際にそのスマホを使っている方を利用者登録をして、ポイント利用者として登録すれば、親名義でたまったポイントを使うことはできます。
このへん、自分のお金で払っていて、しかも頑張ってdポイントをいろいろ貯めているという方からすると、
「おいおい~」
って感じかもしれませんが、成人するまでの数年間の辛抱と思うか、自分名義でスマホの契約ができるNTTドコモに少し高い月額料金を払ってでも契約するかです。
未成年者に有害なコンテンツのフィルタリングサービス
ahamoには、18歳未満の未成年の名義で登録できないとはいいつつ、未成年の利用を想定していないわけではありません。
当然にahamoでも、未成年の方も使うことが予定されていて、その前提で、出会い系サイトなどの有害なコンテンツをブロックしてくれるサービスがあります。
「あんしんウェブフィルター」というサービスがあり、そのサービスを利用することで、そういった出会い系サイトなどの有害なコンテンツへのアクセスをできないようにしてくれます。
なので、
「大人名義で契約して、すべてのコンテンツが閲覧できるようになってしもたら嫌やなぁ」
って心配はわかりますが、ちゃんとコントロールできるので、その点では成年の保護者名義での契約でも安心してください。
【未成年対象】ahamoで利用者登録する手順・方法
では、実際にahamoにすることにして、親名義で契約し、子どもの実際に利用する人は利用者登録することにしたとして、
「どうやって利用者登録したらいいの?」
っていうのが、気になるところです。
なぜそんなことがわざわざ疑問になるかというと、ahamoのオンラインショップでそのままなんかレ点を打つくらいでできるみたいな簡単なものではなく、書類を郵送しないといけないんですね。
めんどくさいんです、利用者登録って。
まぁそれはさておき、ahamoで利用者登録する手順・方法をみていきましょう!
大まかな手順・方法としては、
- まず親名義でahamoを申し込みする
- 未成年の利用者の利用者登録をする
というツーステップになります。
そして、メインの2の未成年の利用者の利用者登録をするについては、
- my docomoで設定変更
- ドコモオンライン手続きにて申込書を取り寄せる
- 申込書類を記入
- 本人確認書類のコピーと一緒に送付
というステップを経て、行います。
そうなんです、オンラインで完結しないんです。
ほんまになんでやねんっていう感じではありますが。
本人確認書類は、運転免許証や健康保険証だけでなく、学生証でも大丈夫です。
未成年の方って、意外と公的な機関が発行している身分証明書をなかなかもってないですしね。
ちなみに、契約者本人が自分を利用者登録する場合は、ドコモオンライン手続でできます。
この場合は、オンラインで完結します。
本人の場合は、利用者登録の際の本人確認書類がすでに提出されているからでしょうかね。
一方で、未成年の家族を利用者登録する場合は、郵送で手続きしないといけないわけです。
いままで未成年の名義で契約してた人がahamoにMNPするには?
ahamoが18歳以上でないと未成年の本人名義では契約できない一方で、NTTドコモなどの大手の通信キャリアでは13歳以上であれば未成年であっても本人名義で契約できる旨は、上記で解説してきたいとおりです。
「じゃあ、いまNTTドコモで契約している16歳なんやけど、ahamoにMNPしようと思ったらどうしたらいいの?」
という質問を受けました。
ごもっともな質問ですよね(笑)
NTTドコモに限らず、いま使っている通信キャリアで18歳未満の未成年の名義で登録されている場合は、そのままだとahamoに申し込みすることができません。
なので、どうするかというと、一度いま使っている通信キャリアで成人の家族への名義変更をしてください。
成人の家族というのは、通常は保護者ですね。
そして、その成人の家族の名義でahamoに契約する必要があります。
もう一度流れを整理すると、
まずいま使っている通信キャリアで名義を成人に変更
↓
成人の名義でahamoに契約
↓
利用者登録で未成年の実際に利用者を登録
という流れになります。
「なにそのめんどくさいの。そうすると、そのまま変更した成人家族の名義で使い続けないといけないということ?」
はい、そうです。
もちろん、名義変更は家族内で可能なので、とりあえず父親名義にして、やっぱり母親名義にあとでするとかはできますが、ahamoを使う以上は未成年者の本人の名義でのスマホの契約はできません。
18歳以上が親名義で契約して利用者登録は可能?
ちなみに、ここまでは、
- 契約者:親
- 利用者登録:未成年の子ども
というケースの話をしてきました。
でも、スマホ代を支払っているのって、未成年までだけとは限りません。
18歳以降でも、大学や大学院に進学していたら、親がスマホ代の月額料金を払っているとかよくある話ですよね。
そんなとき、
- 契約者:親
- 利用者登録:成人の子ども
というのはできるのでしょうか?
結論としては、成人の利用者登録はできません。
なので、上記のケースでは、
- 親名義で契約して、利用者登録せずそのまま使う
- 子ども名義で契約して、親がドコモにお金を渡す
の2つのどちらかを選択するしかありません。
かりに成人の子どもの利用者登録をしようとすると、
■利用者情報
利用者年齢:成人の利用者が登録されている状態ではご契約できません。利用者への名義変更をお願いします
というメッセージがでます。
なぜahamoは未成年の契約を受け付けない?
最後に、
「なんでahamoはそんな未成年の名義にしてくれへんの?」
ってのを考えたいと思います。
これは、だからどうって話なんですが、まぁ雑談程度に。
公式には理由は発表されていませんが、やはりめんどくさいんだと思うんですよね。
未成年の契約にしようと思うと、未成年の本人確認書類に加えて、保護者の本人確認書類とか、同意書とかいろいろ必要になります。
そうすると、手続きが煩雑になります。
NTTドコモのオンラインショップですら未成年の追加書類を提出しないといけないオペレーションには対応する仕様になっておらず、NTTドコモを未成年が申し込みする場合は店頭にいかなければなりません。
まして、ahamoもNTTドコモのサブブランドなので、オンラインショップで未成年の名義での申し込みを受け付けるほどのシステムは持っておらず、かといってNTTドコモみたいに店頭で受け付けできるかというと店頭がないので無理ですよね。
なんでこの話題を最後に取り上げたかというと、こういう余計なオペレーションを省いているから、ahamoはNTTドコモより圧倒的に半額以下の安い通信料金の月額料金で提供されているわけです。
これが嫌なら、大手の通信キャリアに高いお金を払っていけばいいわけです。
大手の通信キャリアだと月額約1万円程度、ahamoだと2,970円なので、その差額は7千円程度です。
つまり、この7千円の価値が、店舗を構え、懇切丁寧に未成年でも店頭で受け付けるオペレーションなどの過剰なサービスになっています。
ahamoはそういう余計な個所を極力コストカットしているので、安いわけです。
なので、18歳未満の未成年の名義で契約はできませんが、それが安い理由なので、安い月額料金を高い品質の通信で利用しようと思うと、それを受け入れる必要があります。
「なるほどなぁ。たしかに、月額料金が半額以下になるなら、辛抱するわ!」
という方は、ahamoに向いていると思います。
一方で、
「いやいや、そんなサービス悪いとこ、あかんやろ」
と、従来のNTTドコモ、ソフトバンク、auのような大手通信キャリアに求めるサービスを求めるなら、それはahamoには向かないです。
ahamoにすることで、使えなくなるサービスや不便は少しはあります。
具体的には、「ahamo(アハモ)の落とし穴・デメリットを体験談から検証していきます。」でまとめておきました。
こういうデメリットはありますが、月額料金がこれだけ下がるなら、そういうデメリットを受け入れられるという方は、ぜひahamoを検討されたらよろしいかと思います。
まとめ
今回は、ahamoに契約したい未成年が取るべき方法について、解説してきました。
結論としては、
- 親名義で契約する
- 親名義で契約して、利用者登録に未成年の使用する人を登録する
- 他の通信キャリアにする
の3パターンがあります。
どこまで名義にこだわるかと、利用者登録のメリット・必要性を考え、どうするか選択されるとよろしいかと思います。
とはいいつつ、利用者登録って、謎にオンラインで完結せず、郵送しないといけなくて、めんどくさいんですよね。
なので、あとで気が向いたらくらいでいいかもしれないですよね。
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