ahamoって、海外出張とか海外旅行したとき、海外で使えるのかなぁ・・・
NTTドコモ、ソフトバンク、auみたいな大手の通信キャリアが海外利用ができるのはみなさん言わずもがなでご存知のことと思います。
一方で、格安スマホ・格安SIM(MVNO)になると、国際ローミングが必ずしも使えるわけではなく、回線次第ということになります。
なので、結構海外で国際ローミングできない通信キャリアって、意外とあったりするんですよね。
別に、ずっと日本にいるし、海外なんていかへんわっていう人は、別に海外利用できなくても大して問題ないですが、よく海外出張をするとか、海外旅行をするという方にとっては、ちょっと国際ローミングで海外利用ができるというのが、意外と便利だったりしますよね。
もちろん、慣れていると、現地のSIMを入れて現地の通信キャリアを使うとかもありますが、特に1泊や2泊くらいの短期滞在の場合は、国際ローミングで済ませてしまう方が手間が省けてよかったりします。
結論としては、ahamoは普通に国際ローミングができます。
追加料金も手続も不要です。
ただし、15日を超える長期滞在の場合は、速度制限されてしまうとか、利用できる国・地域がドコモと比べると少ないとかという注意点はありますが、普通に使う分にはあまり問題ないと思います。
15日を超えて滞在する場合は、そもそも現地のSIMを買うと思いますし、docomoで使えてahamoで使えないような国・地域にいくことなんて、滅多にないと思いますので。
ということで、今回は、ahamoの海外利用についていろいろとまとめていきたいと思います。
これからahamoにしようか迷っている方で、海外出張や海外旅行によくいくという方の少しでも参考になれば幸いです。
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Contents
ahamoの海外利用は可能?
まずは、そもそものお話です。
「ahamoって、海外で利用できるの?」
という疑問からはじめて行きたいと思います。
んなん、あたりまえやろと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、格安スマホ・格安SIM(MVNO)では、当たり前じゃないんですよ。
回線によっては、国際ローミングできないものとかもあるんです。
で、もちろん、結論は、
「ahamoの海外利用は問題なく使えるで!」
ってことになります。
まぁドコモのいちプランがahamoなので、当たり前っちゃ当たり前ではあるんですが(笑)
でも、格安ブランドの通信キャリアのSIMで、海外利用もちゃんとできるのはいいですね!
ほんまかいなって人のために、一応公式の見解としては、こんな感じでHPに出ています。
電話番号はいつものままで、海外200以上の国・地域で電話をかけたり、ショートメッセージサービス(SMS)を送信することができます。
また、海外82の国々・地域で20GBの月間データ容量のデータ通信が追加料金なくご利用いただけます。※ahamo大盛りオプション契約の場合も海外データローミングは合計利用可能データ量(100GB)のうち20GBまでです。ただし、システムの影響により20GBを超えても通常速度で利用可能な場合があります。※海外では電話を受ける場合も着信料が発生するのでご注意ください。
ということで、公式サイトでもちゃんとできると書かれているので、問題ないです。
細かい内容については、この順番に解説していきますね。
ahamoは海外利用できることはできるのですが、ちょっとドコモと条件が違ったり、制限があったりするので、そのあたりは注意が必要です。
ただ、まぁ普通に海外出張や海外旅行で使っている分には、ほぼ問題ないのですがね。
ahamoの海外利用は追加でどれくらい料金が必要?
ahamoは海外利用ができるということはお分かりいただいたかと思いますが、
「でも、国際ローミングとか海外利用って、高いんちゃうの?追加料金いるん?」
という、やはり料金面が気になるところですよね。
使えても、結局めっちゃ料金が高かったら、ahamoを海外使うことは実質的にできないですよね。
なんか昔の携帯電話の時代から使っていたりすると、海外利用って、ぼろくそ高い料金を請求されるイメージがあります。
もちろん、最近はそんなことないんですけど、昔は海外旅行で使っていて、日本に帰ってきたらものすごい額を請求されてこまったとかよく聞く話でした。
「そんな感じで、もしかしたら、ahamoとかも普段の料金が安い裏で、海外利用が落とし穴でぼったくりみたいに請求されるんちゃうの?」
なんて心配になる気持ちもわかります。
私も疑り深い性格なので、
結論としては、全然そんなぼったくられないので、安心してくださいね(笑)
そのあたりのところを、ここでは詳しく見ていきたいと思います。
海外利用自体は追加料金不要の無料!
まずは、通話やデータ通信、SMSなどの利用料ではなく、そもそものahamoの海外利用の際に、基本料金とかオプション料金みたいなものがかかるのかについて、見ていきたいと思います。
およそ一般的的にスマホの料金プランで海外利用の国際ローミングのパターンは、
- 国内のプランのまま海外でも一定量のデータが使える
- 海外専用プランに申し込まないといけない
という2つに分類されます。
最近は、前者の方が多いですが、大手の通信キャリアとかなら、後者のプランも用意されています。
ahamoは、前者のプランです。
国内のプランをそのまま海外でも使うことができます。
ただ、もちろん一定の制約や追加の通話料などはかかってきますので、注意してください。
ただ、基本料金や、専用のプラン、オプションなどに特別に加入しないと海外で使えないということはないので、ahamoで国際ローミングで海外利用するために追加に料金を払うこことはないです。
海外利用の際の通話料
では、追加で特に基本料金、専用プラン、オプションなどがないとしても、実質的にかかる電話料金など個別に海外利用でかかる料金についてみていきたいと思います。
ahamoでは、標準プランでは国内の5分以内の通話は無料ですよね。
一方で、さすがに、海外での通話は1回の通話が5分以内といえども、ちゃんと通話料が取られます。
まぁそらそうですよね。。。
「じゃあ、海外での通話って高いの?なんか高いイメージがあるけど…」
ということですが、はい、少し高いです。
とはいっても、国によって違うのと、
- 滞在国内の通話
- 滞在国から日本への発信
- 滞在国から滞在国と日本以外の第三国への発信
という3パターンがあり、どこに電話を掛ける=発信するかによってもことなります。
また、通常は、国内通話は、着信は無料です。
なので、なんかの業者とかに電話すると、
「電話代が申し訳ないので、こちらから再度おかけしますね」
みたいな会話を経験したことがある人は少なくないかと思います。
通常、このように国内同士の通話だと、発信した人に通話料が発生して、着信した人には通話料は発生しません。
ところが、それが海外利用だと、変わります。
つまり、海外利用だと、着信でもお金を取られてしまいます。
ということで、そのあたり、ざくっと日本人がよくいきそうな国で、まとめてみました。
通話1分あたりの発信料、着信料です。
通話料/min 滞在国内 |
通話料/min 日本への発信 |
通話料/min その他 |
着信料/min | |
---|---|---|---|---|
アメリカ | 140円 | 125円 | 265円 | 175円 |
カナダ | 140円 | 125円 | 265円 | 175円 |
グアム/サイパン | 180円 | 80円 | 280円 | 130円 |
韓国 | 125円 | 50円 | 265円 | 70円 |
中国 | 175円 | 75円 | 265円 | 145円 |
香港 | 175円 | 75円 | 265円 | 145円 |
台湾 | 175円 | 75円 | 265円 | 145円 |
オーストラリア | 180円 | 80円 | 280円 | 80円 |
ニュージーランド | 180円 | 80円 | 280円 | 80円 |
イギリス | 180円 | 80円 | 280円 | 110円 |
フランス | 180円 | 80円 | 280円 | 110円 |
ドイツ | 180円 | 80円 | 280円 | 110円 |
イタリア | 280円 | 80円 | 280円 | 110円 |
アラブ首長国連邦 | 180円 | 80円 | 280円 | 140円 |
サウジアラビア | 180円 | 80円 | 280円 | 140円 |
アルゼンチン | 180円 | 80円 | 280円 | 220円 |
ブラジル | 280円 | 80円 | 280円 | 140円 |
南アフリカ | 180円 | 80円 | 280円 | 160円 |
エジプト | 280円 | 80円 | 280円 | 160円 |
やっぱちょっと高いですね。
この通話料が高額になるイメージがあって、
スマホの海外利用=料金高い
というイメージをみなさん持たれるわけです。
はやり国内通話と比べると、海外利用の通話料は少し高いですね。
たしかに、むかしは、通話するしか電話する手段がなかったので、みんな高い金を我慢して、必要があれば国際ローミングを利用していました。
ただ、資金は、、、LINEがありますよね。
LINEだけじゃなく、Slype、Facebook通話、チャットワーク、Zoomなどなど、海外から電話する手段は山のようにあります。
そういうアプリだと、通話料じゃなく、このあと説明するデータ通信量や、ないしはホテルなどのWiFiを使うと、ただでいくらでも日本と通話できます。
そうすると、仕事で海外に行っていたり、海外からも仕事で電話するとかの事情がない限り、あまり通話がどうしても必要なことって少ないですよね。
なので、
「通話料、海外からやとめっちゃ高いなぁ」
というのは、そんなに気にしなくても大丈夫なことが多いです。
ただ、もちろん、
「いや、けど、どうしても海外から通話せなあかんねん!!」
という方もいらっしゃると思います。
それはたしかにそういうシチュエーションはあります。
そういうとき、どうしても日本国内の電話番号にかけたいときには、Line Outという手段があります。
余談ですが、私はコロナが広がったとき、仕事でインドネシアにいっていました。
そんな大ごとになると思わず、しばらくジャカルタにいっていたのですが、運の悪いことにマレーシア航空で往復の航空券を予約していたんです。
そしたら、突然、マレーシアがコロナで国境を封鎖したというニュースを見て、超焦りました。。
「え、俺帰れへんやんけ!!」
で、海外のコールセンターにかけても、ずっとつながらずらちが明かず、最終手段は日本のマレーシア航空のコールセンターにかけました。
そのとき、どうしたかというと、前述のLINE Outで日本に通話しました。
「LINE Out?なにそれ??」
あんまりメジャーなサービスではないのか、Line Outで話す方法があるでって教えてあげると、知らんという反応が返ってくることが多くあります。
LINE OutとはLINEのアプリを経由して、携帯電話や固定電話などに発信ができるサービスです。
つまり、みなさんがよく使ってるLINEって、実は固定電話や携帯電話などの普通の電話番号と通話できる電話サービスもあるんです。
それがLine Outで、これを使えば、海外から格安で日本に通話できるというわけです。
こんな感じで、LINEからそのまま電話番号を打って、電話と同じように使えます。
クレジットといって、ようするにプリペイドでチャージするみたいな感じで、あらかじめクレジットを購入します。
大体240クレジットで250円くらいです。
3/18にめちゃくちゃコールセンターにかけまくってますね(笑)
これがコロナで全世界が国境を閉じる前にぎりぎりで返ってきたときのやつです。
このときは、本当にあせりましたよ。。
でも、このLine Outがあったおかげで、なんとかつながる日本国内のコールセンターに電話できて、助かりました。。
海外利用の際のSMS
次に、通話だけではなく、海外でSMSを使うこともあります。
私は、不動産投資とかもしていて、結構不動産屋さんとかリフォーム業者さんとの付き合いが多いのですが、圧倒的に不動産屋さんとかリフォーム業者さんとかとのやり取りはSMSが多いですね。
なので、海外にきても、不動産屋さんとかリフォーム業者さんとのやり取りで、SMSでのやり取りが発生したりします。
昔は、海外だと、海外の友達とかちょっとした店とかの予約とかだと、SMSでやり取りすることも多かったのですが、最近はLINEとかWhatsAppとかのアプリを使うことが増えたので、海外でSMS使うと言ったら、国内にいる仕事関係のやり取りしている人とのメッセージくらいですかね。
いずれにせよ、まだSMSもばりばり使われていると思いますが、そのSMSは海外でもahamoで使うときにどれくらい料金がかかるかですね。
SMSは通話と違って比較的にシンプルです。
国ごとにではなく、全世界で同じ料金になります。
1通当たり、
- 送信→100円/通
- 受信→無料
となっています。
ちなみに、あまり普段国内でSMSを利用している限り、あまりSMSの利用料金を意識したことはないかもしれませんが、ahamoのSMSの国内での利用料金は、以下のようになっています。
送信文字数 | 1回あたりの料金(税込) |
---|---|
1~70文字(半角英数字のみの場合1~160文字) | 3円 |
71~134文字(半角英数字のみの場合161~306文字) | 6円 |
135~201文字(半角英数字のみの場合307~459文字) | 9円 |
202~268文字(半角英数字のみの場合460~612文字) | 13円 |
269~335文字(半角英数字のみの場合613~765文字) | 16円 |
336~402文字(半角英数字のみの場合766~918文字) | 19円 |
403~469文字(半角英数字のみの場合919~1071文字) | 23円 |
470~536文字(半角英数字のみの場合1072~1224文字) | 26円 |
537~603文字(半角英数字のみの場合1225~1377文字) | 29円 |
604~670文字(半角英数字のみの場合1378~1530文字) | 33円 |
文字数に応じて変わりますが、通常SMSではそんな長いやり取りとかしないと思うので、かかって10円程度ですね。
それがい、海外だと、1通100円かかるわけです。
「たっか!!」
って感じでは正直ありますが、まぁそれでも絶対額が小さいですし、そこまで何百通も頻繁にやり取りする場合はLINEとか別の手段でやればいいので、許容範囲ではあります。
海外利用の際のデータ通信
次に、一番気になるところかと思いますが、データ通信の場合はどうでしょうか。
これは、実はすごくシンプルですが、ただ例外的な制限がちょくちょくあって、ややこしいところでもあります。
「え??どうういうこと??」
ってなりますが、まぁそんな焦らずに(笑)
まずは、基本的なお話からしていきたいと思います!
基本的には、ahamoの海外でのデータ通信は、実は通常のプランに含まれています。
つまり、月20GBまでであれば、海外でも追加料金なしに利用することができます。
「めっちゃ良心的!!」
はい、そうなんです。
国内で安くデータ通信ができるプランやねんから、海外でもちゃんと料金払えとかいわれるのかと思いきや、海外で使ってもてもええでっていう太っ腹な感じなんです!
20GBまではプランに入っていると書きましたが、
「ほな20GB超えたらどうなんの?」
ということですね。
これも、国内で利用する場合と同様に、通信速度が最大で1Mbpsに制限されます。
「じゃあ、そんとき、日本みたいに追加でギガを買うこともできるん?」
ということについては、もちろんできます!
これも日本と同様に、1GBあたり550円で購入して使うことができます。
ただし、一定の制限・制約もありますので、注意は必要です。
- 海外利用が15日以上経過すると通信制限を受ける
- 大盛りオプションは海外では不適用
などという制限があります。
このあたりは、以下で別途解説していきたいと思います。
ahamoの海外利用の注意点
次に、ahamoを実際に海外で利用するという方に、注意点を書いていきたいと思います。
「なんかちょっとミスっただけで、高額の請求されたり、使えなくなったりしたら、嫌やなぁ…。」
海外利用って、いまいちよくわからないわりに、実際に海外で使うシーンを想像してもらうとわかりやすいと思うのですが、
- 海外出張でスマホが使えなくて、アポ先と連絡がつかず困った!
- せっかく海外旅行にきたのに、家族や友達と連絡が取りづらく楽しさが半減!
など、もし海外でスマホが使えないとなったら、受けるダメージは計り知れないものがあります。
なので、事前にできる限りリスクを知っておきたいものですね。
ということで、ahamoを海外で使う際にリスクとなる注意点について、実際に自分で使った感想も含めて、解説していければと思います。
データ通信量が20GBを超えると通信制限を受ける
まずは、何といっても、データ通信量を使い果たしたときの制限です。
国内での通信と同様に、データ通信量が20GBを超えると、速度制限にかかります。
なので、使い放題とかではなく、使える通信量に限界があることを頭に入れておく必要があります。
さらに、日本と違って、20GBを超えたときに課される速度制限が、
- 日本国内→最大1Mbps
- 海外利用→最大128Kbps
と、海外利用の方が厳しいものとなります。
1Mbpsならまだなんとか使えますが、海外で128Kbpsになったら、もう最近のWebサイトなどの通信量から考えると、正直使い物になりません。
「20GB以上使ってもたらどうしたらいいの?」
ということですが、これは国内と同様に追加でデータ通信量を購入することができます。
1GBあたり550円で購入することができ、国内と同様で別に高いわけではありません。
まぁ、私とかは現地のSIMを使うので、現地の通信会社の1GBの値段から比べると、結構高くは感じますが…。
ということで、海外での通信量の使い過ぎに、まずは注意が必要ということになります!
ただ、
「そんなん、日本でも同じやから大丈夫やろ!」
とかいわれそうですよね(笑)
もちろん、その通りです!
ただ、海外旅行とか海外出張の際って、スマホの使い方が違うじゃないですか。
たとえば、海外旅行とかだと、
- 写真めっちゃとって、InstagramとかFacebookに共有
- インスタとかTiktokとかで動画をバンバン上げる
- 日本にいる友人や家族に動画や写真を送る
- LINEのビデオ通話で、日本の友達や家族と長電話
- Goole Mapとかを多様する
- 現地の情報を検索しまくって、Youtubeとかでもチェックする
など、通信を普段よりめっちゃ多く使ってしまうみたいなことがあるわけです。
実は、私は逆で、YouTubeとかを見る量が減るので、海外にいくと通信量が減るんですが、そういう人はいいとして、反対に海外にいくと通信量が増える人は要注意です!
海外利用が15日経過すると通信制限を受ける
次に、注意が必要なのは、海外利用では、15日を超えると、通信制限がかかってしまいます。
ahamoの海外利用である国際ローミングを利用してから、15日間経過後、日本時間0時以降になると、通信速度制限されてしまいます。
「それ、制限されたらどれくらいやばいの?」
ということですが、国内でたとえば月間20GBを超えると最大1Mbpsに制限されるのに対して、海外利用だと最大128Kpbsまで強烈に速度を落とされてしまいます。
まじでいつの時代の速度制限やって感じなのですが、さすがに最近のWebサイトとかだと128Kpbsは厳しいので、実質的になにもできなくなります。
じゃあ、
「制限されたら、どうしたらいいの?」
ということですが、残念ながら、どうしようもありません。。。
速度の容量を新しくかっても、コールセンターでぼろかす文句を1時間以上言い続けても、札束を積んでも、どうにもなりません。
方法は、
- 翌月まで待つか
- 日本に帰国してデータ通信をするか
のどちらかです。
なので、実質的には、その滞在ではもう使えなくなると思っておいた方がいいです。
「あかんやん、そんなん!!ほな15日以上滞在予定ならどうしたらいいの?」
ということですよね。
これは、もう現地でSIMを購入するしかありません。
現地で現地のキャリアの販売しているSIMを購入して、いま使っているスマホにさせば、使うことができます。
最近は、日本のスマホもドコモやau、ソフトバンクなどで端末セットで購入していてもSIMロックが解除されていますし、海外でも空港やショッピングセンターなどどこでもSIMカードが買えるので、便利ですよ。
日本と違って、海外ではプリペイドがメインなので、プリペイドカードの感覚で何日間とか何GBみたいな単位でSIMを購入して利用してください。
ちなみに、旅行業界にいる知り合いから聞いたのですが、大体、15日を超えて滞在する人は、全体の5%以下といわれているそうです。
普通に会社員とかしてから、そんな長く休み取れないですしね。
なので、この15日を超える滞在は、実際は、
- 海外留学する
- 海外出張で長期間滞在しないといけない
- 学生で暇すぎて海外をバックパッカーでうろついている
などというような方に限定してくるかと思います。
大盛りオプションは海外では不適用
あとは、大盛りオプションは海外では使えない点にも注意が必要です。
「海外でめっちゃデータ通信したいからとわざわざ大盛りオプション入ったのに、現地でつかえへんかった!」
みたいな話を聞くことがあります。
よく調べずに海外旅行にいくときにやりがちな失敗のひとつですね。
大盛りオプションは完全に国内専用なので、海外では使うことができません。
なので、大盛りオプションにたとえ加入していたとしても、海外ではもともとの通常プラン通り、20GBまでしか使うことができません。
海外での電話・SMSの利用額が5万円を超えると利用制限がかかる
次は、海外での電話・SMSの利用額が5万円を超えると利用制限がかかることです。
15日以上利用すると通信制限がかかるとか、大盛りオプションは不適用になるとかは、知っている人が比較的多いところではあるのですが、この利用額が5万円を超えると、利用制限がかかるということはあまり有名ではないようです。
「利用制限って、具体的にどんな制限がかかるの?」
気になるところですよね。
結論としては、データ通信の利用自体ができなくなります。
一切利用できません。
たとえば、追加でギガを購入したとしても、コールセンターに文句を言ったとしても、5万円を超えた時点で海外でahamoを使うことはできなくなります。
もちろん、永遠に使えなくなるわけではなく、その利用している月の月末までです。
そこは安心してください。
とはいえ、そんなめちゃくちゃ使わないと、5万円を超えるようなことってそうそうないですよね。
よほど国内に仕事などの電話が多く、かつ長電話してしまったみたいな特殊な事情がない限り、海外での利用が月間5万円を超えるなんてことはないかと思います。
まして、1ヶ月まるまるではなく、前述のとおり、海外で15日以上利用することでも通信制限がかかってしまうので、実質2週間で5万円分使わないと、この制限がかかることはありません。
そんな人、私もまわりで総合商社などに勤めていて、しょっちゅう海外にいくという友人が多いのですが、いままで聞いたことありません(笑)
なので、一般の人には、無関係といっても過言じゃないかと思いますが、念のため注意してください。
また、2週間で5万円以上海外利用するような人は、そもそも国際ローミングではなく、現地のSIMを購入したほうがいいですね。
てか、みんなそうしてます。
その方が、圧倒的にコストが下がります。
あと、逆に、この5万円以上の利用で利用制限がかかることで、高額請求が来なくて、安心という考えもあります。
日本に帰国して、
「なんや、この電話代の請求は!!払えへんで!!」
みたいなことにならないので、逆に安心できる制限かと思います。
海外パケ・ホーダイは利用できない
次に、docomoとの比較からの注意点になるのですが、ahamo以前にドコモを使っていた人は、海外パケホーダイというプランがあります。
ドコモユーザーじゃない人からするとなにそれなのですが、海外でデータ容量無制限でデータ通信を使えるというサービスです。
「現地でSIMを購入したりして差し替えるのが難しくてよくわからん!でも、データはめっちゃ使いたい!」
という方に好評です。
ahamoは、docomoのいちプランなので、これも使えたらいいのにということで質問を頂くことがあるのですが、残念ながら、ahamoではこの海外パケホーダイは使うことができません。
データ無制限で使うなら、現地で現地のキャリアが提供している無制限のSIMを購入して、SIMを差し替えて使うしかありません。
まぁ、最初は現地のキャリアのSIM買ってとかなんか難しそうと思うかもしれませんが、やってみたらめっちゃ簡単ですし、1回できたら次からは絶対そっちの方がいいとなると思います!
最近だと、空港に到着したら、必ずSIMカードが売ってて、その場で購入できますし。
プランは国やキャリアによって異なるのですが。
電話を受ける方にも通話料が発生する
あと、次に国内との違いもあって注意が必要なのは、電話がかかってきたとき、電話を受ける方にも通話料が発生するということです。
日本国内なら、着信だったらいくらでも無料だったりするのですが、海外利用の国際ローミングだと、着信でも通話料がかかります。
なので、日本でたまに見られるような、
「ちょっと一旦切って、こっちからかけなおすなー」
みたいな感じで、日本国内からかけなおしてもらったとしても、着信側でも通話料が発生しますので、注意してください。
なお、もちろんですが、LINEとかのアプリの場合は、着信でもとくに日本国内での利用と変わりません。
なので、着信だからといって長い電話になりそうな場合は安心せず、LINEとか別のサービスを使って通話するようにしましょう。
ahamoの海外利用に設定は必要?
では、実際にahamoを海外で利用するとして、
「なんか特別に設定せえへんとあかんの?」
ってのが気になるところです。
設定ミスって、高額請求が来ても困りますしね。
まぁそんなことはまずないんですが(笑)
ここでは、基本的な海外でahamoを使う際の設定方法について、まとめておきたいと思います。
iPhone/iOSでの設定方法
まずは、iPhone/iOSでの設定方法です。
以下の手順でデータローミングをオンにしてください。
- 「設定」を開く
- 「モバイル通信」を選択
- 「通信のオプション」を選択
- 「データローミング」をオンにする
これだけですが、やっとかないと、海外でデータ通信が使えません。
Androidでの設定方法
次に、androidでの設定方法です。
微妙にiOSの場合とは違いますが、以下の手順でデータローミングをオンにしてください。
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 「モバイルネットワーク」を選択
- 「データローミング」をオンにする
こちらも全然難しくないですね。
ahamoの海外利用でテザリングは可能?
では、次に、海外で20GBまで使えることはご説明した通りなのですが、
「20GBって、テザリングでも使えるの?」
というのを解説していきたいと思います。
海外にいく際、タブレットとかPCを持っていくこともあります。
そんなとき、なんか現地のWiFiとか繋ぎたくないし、テザリングできたらいいのにということがあります。
とくに、PCで仕事をするときとかに、変にログインとかしてID・Passwordとか抜かれて不正利用されても困りますよね。
結構海外のホテルとかのWiFiって、これやられるんですよね。
あとは、家族とか友達同士で海外にいっていて、ちょっとWiFi貸してよみたいなこととかもありますよね。
そして、ahamoの海外利用だとどうかというと、テザリングは普通にできます。
もちろん20GBの範囲内でという制限はつきます。
なので、使い過ぎには注意が必要ですが、普通にテザリングでWiFiが使えるのはありがたいです。
ahamoの利用可能な国・地域は?
次は、ahamoが使える国・地域の話です。
「ahamoもドコモのいちプランということは、使える国・地域も同じなんじゃないの?」
という疑問が当然にあります。
これは謎なのですが、NTTドコモとは使える国・地域が違うんです。
若干ahamoの方がせまいわけです。
とはいいつつ、ahamoのデータ通信が使える国は、全世界の82の国と地域で使うことができます。
これで、日本人の渡航先の約95%をカバーしているので、よっぽどJICEやNGOなどの開発系の仕事をしているとか、総合商社ですごい辺鄙な国に行くとかがない限り、不自由を感じることはないかと思います。
まぁ十分ですね、実際使っていても。
あとは、データ通信と国際電話・SMSで使える国・地域が異なります。
データ通信よりも、電話だけの国際電話・SMSの方が圧倒的に広く使えます。
ahamoの海外利用対応地域:データ通信
北米
- アメリカ(本土)
- アラスカ
- カナダ
- グアム
- サイパン
- ハワイ
アジア
- インド
- インドネシア
- カンボジア
- シンガポール
- タイ
- フィリピン
- ブルネイ
- ベトナム
- マカオ
- マレーシア
- ミャンマー
- ラオス
- 韓国
- 香港
- 台湾
- 中国
- バングラデシュ
オセアニア
- オーストラリア
- ニュージーランド
- フィジー
- ナウル
ヨーロッパ
- アイルランド
- アゾレス諸島
- アンドラ
- イギリス
- イタリア
- エストニア
- オーストリア
- オランダ
- カナリア諸島
- キプロス
- ギリシャ
- クロアチア
- サンマリノ
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- スペイン領北アフリカ
- スロバキア
- チェコ
- デンマーク
- ドイツ
- トルコ
- ノルウェー
- バチカン
- ハンガリー
- フィンランド
- フランス
- ブルガリア
- ベルギー
- ポーランド
- ポルトガル
- マディラ諸島
- モナコ
- ラトビア
- リトアニア
- リヒテンシュタイン
- ルーマニア
- ルクセンブルク
- ロシア
中南米
- 米領バージン諸島
- プエルトリコ
- ブラジル
- ペルー
- メキシコ
- チリ
- エクアドル
中東
- カタール
- オマーン
- イスラエル
- ヨルダン
- サウジアラビア
アフリカ
- エジプト
- モロッコ
- 南アフリカ
- レソト
これだけでも、もう十分大体みなさんが活きそうなエリアをカバーしていますね。
ただ、アフリカが少し弱いように思います。
なので、開発系の仕事をされていたり、NGOなどの国際協力、あとは商社でアフリカによくいくという方は、ahamoだと国際ローミングには頼るのは厳しそうです。
ahamoの海外利用対応地域:国際電話・SMS
北米
- アメリカ(本土)
- アラスカ
- カナダ
- グアム
- サイパン
- ハワイ
アジア
- インド
- インドネシア
- 韓国
- カンボジア
- シンガポール
- スリランカ
- タイ
- 台湾
- 中国
- ネパール
- パキスタン
- バングラデシュ
- 東ティモール
- ブータン
- フィリピン
- ブルネイ
- ベトナム
- 香港
- マカオ
- マレーシア
- ミャンマー
- モルディブ
- モンゴル
- ラオス
オセアニア
- オーストラリア
- キリバス
- クック諸島
- クリスマス島
- サモア
- ソロモン諸島
- トンガ
- ナウル
- ニューカレドニア
- ニュージーランド
- バヌアツ
- パプアニューギニア
- パラオ
- フィジー
- 仏領ポリネシア
- タヒチ
- ミクロネシア連邦
ヨーロッパ
- アイスランド
- アイルランド
- アゼルバイジャン
- アゾレス諸島
- アルバニア
- アルメニア
- アンドラ
- イギリス
- イタリア
- ウクライナ
- ウズベキスタン
- エストニア
- オーストリア
- オランダ
- ガーンジー
- カザフスタン
- カナリア諸島
- キプロス
- ギリシャ
- キルギス
- グリーンランド
- クロアチア
- コソボ
- サンマリノ
- ジブラルタル
- ジャージー
- ジョージア
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- スペイン領北アフリカ
- スロバキア
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- モーリタニア
- モザンビーク
- モロッコ
- リビア
- リベリア
- ルワンダ
- レソト
- レユニオン
国際電話・SMSの方が、圧倒的に広い国と地域をカバーしていますね。
こちらは、データ通信とは違い、NTTドコモの国際ローミングの提供エリアと同じです。
特に、アフリカのカバレッジが広くなっていますので、アフリカで通話やSMSはできそうです。
【実体験】ahamoを海外で使った感想
ということで、ここまでいろいろとahamoの海外利用について、情報をまとめてきましたが、
「じゃあ、おまえが実際使ってどうやったの??」
という感想が気になるところでもあると思います。
最近、たまたま出張でフィリピンにいくことがあったので、使ってきました。
で、実際使った感想はというと、、、ごく普通ですね(笑)
普段はフィリピンだと、SmartかGlobeの現地SIMを買うんですが、というか、そのときも買ったのですが、ついでにahamoも現地で使ってみました。
まぁ国際ローミングにあまり特徴はないかもしれませんが、可もなく、不可もなく、普通に使えたという感じでしょうか。
つながり方も問題ありません。
道中、そこそこ田舎も通ったのですが、
あとは感想としては、これは個人によって異なるとは思いますが、やっぱり海外にいる方が、あまりデータ使わないんですよね。
YouTubeとかみないし、ホテルのWiFi使うしで。
なので、20GBがあれば十分です。
ただ、海外で使える20GBも、月初とかならフルフルで20GB余ってて問題ないかもしれませんが、国内である程度使っていて、ギガが余っていないときは注意しないといけないなと思いました。
感想としては、味気ないですが、「普通に使える」ということで、これからahamoにされるか検討していて、海外で使えるかなぁと心配されているとすると、そんなに心配しなくてもいいのではないでしょうか。
まとめ
今回は、ahamoの海外利用についていろいろとまとめてきました。
結論としては、ahamoは普通に国際ローミングができます。
追加料金も手続も不要です。
実際に使ってみても、なに不自由なく使えました。
ただし、15日を超える長期滞在の場合は、速度制限されてしまうとか、利用できる国・地域がドコモと比べると少ないとかという注意点はありますが、普通に使う分にはあまり問題ないと思います。
15日を超えて滞在する場合は、そもそも現地のSIMを買うと思いますし、docomoで使えてahamoで使えないような国・地域にいくことなんて、滅多にないと思います。
なので、格安SIM・格安スマホにしたら、海外利用できるか不安という方でも、ahamoの場合はそんなに心配する必要はないかと思います!
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